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真珠ネックレスの糸替えの料金と替え時|通常・オールノットの公開料金、長さ・2連の加算、ブランド品の無料条件

更新 2026年10月24日・出典の最終確認 2026年10月25日

糸が緩んだ真珠と糸替えの道具(イメージ)

真珠ネックレスの糸替えの料金は、通し方(結び目を両端だけに作るか、すべての珠の間に作るか)と、長さ・連の数・珠の大きさで決まります。ここで示す金額は、真珠店・工房・宝石店が公式サイトに載せている料金を集めたものです。

公開されている料金

料金を載せている店の公式サイトを、2026年10月18日に集め、2026年10月24日に開き直しました。税別の店は1.1倍して税込に直しています。

1連の糸替え 確かめた店 中央値(税込に直した値)
通常の通し方 8店 2,400円
オールノット 7店 6,600円

※基準の長さは店ごとに40〜59cmと違います。「〜から」の最低料金を含みます。

同じ店の料金表で並べると、通し方による差が分かります。次は、珠6mm以上・49cmまでの料金を税込で載せている宝石店の例です。

公開例1:同じ店の料金(珠6mm以上・49cmまで・税込)数字は仮

通常の通し方(1連)

  • 糸かワイヤーで通し直す
  • 1,980円(税込)

オールノット(1連)

  • すべての珠の間に結び目
  • 5,500円(税込)

オールノット(2連)

  • 連の数だけ手間が増える
  • 12,100円(税込)

通常とオールノットを同じ表に載せている店では、オールノットは通常の1.5倍から4倍でした。結び目を一つずつ作る手間の差です。

長い・連の多い・珠の小さいネックレスは、ここから上がります。

  • 長さ:ある宝石店は長さ10cm追加ごと+800円〜(オールノッチは+2,000円〜)(税別・基本は42cmまで)。別の工房は40cmを超えると追加料金としています。
  • 連の数:ある工房の料金表では、2連・3連は1連の料金の2倍・3倍です。
  • 珠の大きさ:公開例1の店は、珠が6mm未満なら倍額です。

長さ(cm)・連の数・いちばん大きい珠の直径の3つが分かれば、見積もりの幅は狭まります。

替え時の見分け方

替え時は、使った年数よりも糸の状態で決めます。ネックレスの留め具を持ってぶら下げ、珠と珠の間に見える糸の長さを見てください。

ぶら下げて見るところ

  1. ①珠の間の糸2.5mm以上見えるある工房は、ここで替え時としています
  2. ②珠の間の糸5mm以上見える真珠店の案内では、ここで替える必要があるとしています
  3. ③珠の間の糸珠1個分ほど見える宝石店の目安で、そろそろ替え時としています
  4. ④糸の色黒ずみ・黄ばみ宝飾店の案内では、糸の強さが落ちているしるしです

年数の目安は店によって大きく違います。ある真珠店は絹糸1年/テトロン糸2〜3年/GPT5〜10年に一度、ある宝飾店のコラムはGPT糸7〜10年/絹糸・テトロン糸3〜5年に一度、別の宝飾店は使用頻度に関わらず3年としています。糸の種類で年数が変わるので、前回どの糸で替えたか分からないなら、上の見た目で判断します。

しまったままの真珠も、糸は傷みます。使っていなくても、湿気や乾燥で糸が弱ることがあると案内する宝石店があります。形見の真珠を久しぶりに出したときは、着ける前にぶら下げて見てください。

自分の品だといくらで直るかは、壊れた所の写真を送って工房に相談できます。

通し方の選び方

通常通しとオールノットの見本(イメージ)

通し方は大きく3つです。

3つの通し方

通常の通し方

  • 結び目は留め具の近くだけ
  • 料金が一番安い
  • 糸が切れると珠が散らばる

オールノット

  • すべての珠の間に結び目
  • 切れても珠が散らばりにくい
  • 仕上がりが2〜3cm長くなる

ワイヤー

  • 糸の代わりに細いワイヤーで通す
  • 結び目は作れない
  • オールノットにはできない

冠婚葬祭で人の多い場所に着けていき、切れたときに珠を拾い集める事態を避けたいなら、オールノットを選びます。ある工房は、8mm以上の大きめの珠にオールノットを勧めています。費用を抑えて、いまの長さのまま使いたいなら、通常の通し方で足ります。

オールノットで長くなるのが困るなら、「元の長さで」と伝えます。珠を取って長さを合わせる方法を案内する工房があります。

糸は、公式サイトを確かめた真珠店と工房の2店が、切れにくく伸びにくい「GPT糸」(高密度ポリエチレンの糸)を使っています。ワイヤーでの糸替えを勧める工房もあります。どちらになるかは、見積もりのときに「糸は何を使いますか」と聞けば分かります。

留め具の交換

留め具(クラスプ)が開きにくい、すぐ外れるなら、糸替えと一緒に替えると預ける手間が1回で済みます。

留め具の交換の公開例 料金
シルバーの留め具に交換 6,050円(税込)〜
シルバーのワンタッチ式 8,800円〜
糸替えに足す金具代 +5,000円〜(税別・金具代)

※2行目は税の表示なし。3行目は税別で、糸替えの料金に上乗せする形です。

ある宝飾店のコラムには、新しいタイプの留め金への交換は3,000円程度からとあります(税の表示なし)。金具を金やプラチナにすると上がるので、「シルバーなら」「18金なら」と素材ごとの総額を聞いてください。

糸が切れて珠がばらけたとき

切れてばらけた真珠も、糸替えで元のネックレスに戻せることがあります。順番が分からなくなったネックレスを、珠の色と大きさを見て通し直す真珠店もあります。

2連は、残った1本の糸も同じだけ古くなっています。ある工房は、1本の作業中にもう1本が切れた例を挙げて、2連は2本同時の糸替えを勧めるとしています。

ブランドの品は、買った店へ先に

箱や保証書で買った店が分かるブランドの品は、ほかの店に出す前に、そのブランドの店に聞いてください。自社品の糸替えを無料にしているところがあり、ほかの店で一度手を入れると無料の対象から外れることがあるからです。

  • ミキモト:MIKIMOTO製は糸替え無料(特殊デザイン・海外店舗は有料の場合あり)としています。修理は正規品のみです。日数は約2週間です。
  • TASAKI:3.5mm以上のパールのみの製品は期限なしで糸替え無料(多連も可)としています。通常の通し方からオールノットに変えるような仕様の変更は有料です。ほかの店で加工したTASAKIの品は受けないとしています。

自店で買った品を無料で替えている真珠店も、他店で買った品は、まず買った店に相談するよう案内しています。

写真で分かること・現物を見ないと決まらないこと

通し方・連の数・留め具の形は、写真で分かります。金額を決める点のうち、次の右の列は、手に取って見ないと決まりません。

写真で分かること 現物を見ないと決まらないこと
今の通し方(結び目の数) 珠の正確な大きさと数
連の数・おおよその長さ 本真珠か、模造・貝パールか
留め具の形と傷み 珠の穴の傷み・ひび
糸の緩み・色 留め具の素材(刻印)

買った店が分からない形見の真珠や、ブランドの無料の対象にならない品は、写真を送って相談するときに「通常の通し方とオールノットの税込の料金、留め具を替える場合の総額」を聞くと、通し方を決める材料がそろいます。写真は、全体・ぶら下げたところ・留め具の3枚あると伝わりやすくなります。

日数と、宅配で預けるとき

日数は、糸替えをする人が店にいるかで変わります。ある真珠店の案内では、職人が店にいる店(常駐店)と外に出す店(外注店)で、常駐店は1時間ほど、外注店は1〜2週間と分かれます。式に着けていく日が決まっているなら、その日付を最初に伝えて、間に合うかを聞いてください。

宅配で受ける店では、店へ送る送料を客の側が払う形が案内されています。ある真珠店の送料は送料800円(1万円以上で0円)で、送るときは配達の記録と補償のある宅配便を使うよう書いています。

チェーンのネックレスが切れた場合は、糸替えとは別の修理です。料金の決まり方はネックレスのチェーンが切れたときの修理代で確かめてください。

今日やること

  1. 1ぶら下げて見る留め具を持って垂らし、珠の間の糸が見えるか、糸が黒ずんでいないかを見る
  2. 2長さと珠を測る長さ(cm)・連の数・いちばん大きい珠の直径を測り、ブランドの箱や保証書を探す
  3. 3写真を送って相談する「真珠のネックレス1連、45cm、珠は7mmくらいです。通常とオールノットの税込の料金と、日数を教えてください」と書いて、全体・ぶら下げたところ・留め具の写真と一緒に送る

出典