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指輪の重ね付けで傷はつく?|素材の組み合わせで削れる側・爪と石座の当たり・防ぎ方と磨き直しの料金

更新 2026年10月27日・出典の最終確認 2026年10月27日

同じ指に指輪を重ねてつけた手(イメージ)

指輪を重ねて着けると、指輪同士が当たって傷はつきます。削れやすいのは、柔らかい地金の側、ホワイトゴールドのメッキ、そして石の爪や石座が当たる面です。形と号数を合わせると、当たりを減らせます。

ある指輪の販売店は、重ね付けは指輪同士がぶつかって傷ができる可能性があると書いています。別の宝飾店も、2本を重ねるとどうしても当たるので、多少の傷はつくとしています。傷を前提にして、どこが減るかを知っておくと、直す時期を決めやすくなります。

どちらの指輪が削れるか

硬さが違う金属がこすれると、柔らかい方が先に減ります。ある宝飾店は、硬さの違う金属が触れ合うと、硬い方が柔らかい方を削ると説明しています。指輪の素材の硬さを、ある工房が自店の地金で公開している数値で並べると次のとおりです。

素材 硬さ(Hv)
Pt900 110〜120
硬いプラチナ(Pt950H) 140〜160
K18イエローゴールド 160〜200
K18ピンクゴールド 200〜240

※Hvは金属の硬さの単位で、数字が大きいほど硬い。1つの工房の鋳造の地金の値で、作り方や店で変わります。

この表のとおりなら、Pt900の結婚指輪にK18の婚約指輪を重ねると、減りやすいのはPt900の側です。硬いプラチナ同士や、K18同士なら、差は小さくなります。K10について、ある宝飾店は理屈では24金・18金・10金の順に硬くなると書いています。

ある宝飾店は、プラチナ合金・ハードプラチナ・金合金・ステンレス・チタンは傷がつきにくく、純プラチナ・純金は傷がつきやすいと書いています。純度の高い地金ほど、こすれた跡が残りやすいと考えます。

ホワイトゴールドはメッキが先にはがれる

ホワイトゴールドの白さは、表面のメッキの色です。重ねた所がこすれると、メッキがはがれて下の地金の色が出ます。ある工房は、ホワイトゴールドのメッキを重ねづけで剥がしてしまう相談が多いと書いています。はがれた所は、メッキをかけ直すと白く戻ります。

婚約指輪と重ねると、爪と石座が当たる

婚約指輪の石は傷つきません。ある販売店は、ダイヤモンド自体は重ね付けで傷つかない(傷がつくのは地金)としています。削れるのは、石のまわりの金属です。

重ねた2本で当たる所

  1. ①婚約指輪の爪外に出た爪の先相手の地金に線の傷を付ける
  2. ②婚約指輪の石座石の下の台の横正面で合っても、重ねると当たることがある
  3. ③結婚指輪の側面婚約指輪に触れる縁細かな傷が集まって、くもって見える
  4. ④2本の内側回ってずれた所号数が合わないと、当たる場所が増える

ある販売店は、ダイヤの爪が外側に出ている指輪は、重ねた相手の指輪の地金を傷つけることがあると書いています。ある宝飾店は、正面から合いそうでも、重ねると中石の石座が隣のリングにぶつかることがあるとし、素材や形によっては、長く重ねると接触部分がすり減るとも書いています。

当たるのは相手の指輪だけではありません。爪の側もすり減ります。ある宝石店は、爪についてすり減ると石が緩んだり落ちたりすると書いています。重ねて着ける婚約指輪は、爪の点検をこまめにします。

石が並んだエタニティリングは、とくに当たりやすい指輪です。ある工房は、エタニティリングに他のリングを重ねるとみるみる傷つき、隣の指に着けるのも傷の原因になると書いています。別の工房は、重ね着けで拍手した衝撃が石の側面にかかり、端の石がはじき出された例を挙げています。重ね付けのまま手をたたくのは避けます。

自分の品だといくらで直るかは、壊れた所の写真を送って工房に相談できます。

削れ・傷を防ぐ方法

ほかの指輪とこすれて細かい傷がついた指輪(イメージ)

防ぎ方は、2本の形を合わせる、当たる所を減らす、2本を1本にする、の3つです。今の指輪のまま試せるものから順に並べます。

重ね付けの傷を減らす方法

今の指輪のまま

  • 上の指輪が回らない号数にする
  • 細い地金の指輪を間に挟む
  • 外すときは1本ずつ、ゆっくり外す

手を入れる

  • サイズ直しで号数をそろえる
  • 2本を1本につなぐ
  • 傷がついた面を磨き直す

形と号数について、ある販売店は擦れないよう形がぴったり合う指輪を選び、回らないようサイズもぴったりにするよう勧めています。号数の目安として、上に重ねる婚約指輪を下の結婚指輪より0.5号ほど小さく(またはジャストに)すると回りにくいとも書いています。

当たりを減らす方法として、ある宝飾店は当たりが気になるなら、細い地金リングを間に入れる方法があると書いています。着け外しにも気を付けます。ある宝飾店は、雑に付け外しすると傷が目立つようになると書いています。

これから重ね付け用の指輪を作るなら、素材から選ぶ道もあります。ある販売店は、地金の小傷を防ぐには、硬度の高い硬化プラチナや鍛造の指輪を選ぶよう勧めています。素材ごとの傷のつき方の全体は、指輪の傷は自分で消せる?にあります。

2本を1本につなぐ

いつも重ねて着けるなら、2本をつないで1本にする方法があります。つなげば、指輪同士がこすれ合うことはなくなります。

他店が公開している実例では、2本を1本にした費用は11,000円から27,500円でした(2店3件、税込と税抜が混ざる)。ある工房の料金表では、溶接後の仕上げ(皮膜の除去・溶接跡の均し)は料金に含まれないとされています。仕上げまで含めた額を聞きます。

つなぐと、片方だけを着けることはできません。号数を変えるときも、2本分をまとめて直すことになります。費用と選び方は結婚10周年の指輪は今の指輪に手を入れる手もあるで確かめられます。

削れた・傷ついた後の直し方

細かな傷は、表面を磨く新品仕上げで目立たなくなります。他店の公開料金では、指輪の新品仕上げは2,100円(確認した6店の最低料金の中央値。税込・税別・税の表示なしが混ざる)です。

石のある指輪は、石のない指輪より高い店があります。ある店の料金表では、石のない指輪が2,970円(税込)〜、石のある指輪が3,300円(税込)〜です。

磨くと、そのぶん地金は薄くなります。重ね付けの傷のたびに磨くのではなく、目立ってきたら2本まとめて仕上げると、磨く回数を減らせます。磨き直しで減るものと刻印の残し方は指輪の新品仕上げにあります。

ネックレスに指輪を通して着けるときも、チェーンとこすれる内側が減ります。こちらは指輪同士の擦れとは別の話で、指輪をネックレスに通すと傷む?にまとめてあります。

写真で分かること、現物で決まること

写真で分かるのは、どこが当たっているかと、どの方法が合いそうかの見当です。地金がどれだけ減ったか、つなげるかは、現物を見て決まります。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 2本の形と、当たっている場所
  • 爪の先が外に出ているか
  • ホワイトゴールドの黄ばみ

現物で決まること

  • 削れた深さと、磨ける量
  • 2本の素材と号数で、つなげるか
  • 爪がどれだけすり減ったか

磨き直しや形の調整を考えるなら、写真で相談できます。2本を重ねて着けた状態を手の甲側と横から撮り、擦れている面をできるだけ近くで撮ります。内側の刻印も撮り、「いつも重ねて着けている」と書き添えます。

今日やること

  1. 1当たる所を見る2本を重ね、爪や石座が隣の指輪のどこに当たるかを明るい所で見る
  2. 2回り方を見る上の指輪が指の上で回るなら、号数を合わせるか間に細い指輪を挟む
  3. 3撮って相談する重ねた状態と擦れた面のアップ、刻印を撮り、「重ねて着けている」と書いて相談する

出典