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指輪の新品仕上げ(磨き直し)の料金と注意点|ホワイトゴールドはメッキ代が別・地金の減り・刻印の残し方

更新 2026年10月26日・出典の最終確認 2026年10月26日

小傷のある指輪と研磨用フェルト(イメージ)

新品仕上げ(磨き直し)は、指輪の表面を磨いて細かい傷とくすみを取り、つやを戻す作業です。店によって「仕上げ直し」「リフレッシュ仕上げ」とも呼びます。

公開されている料金

工房と宝飾店の公式サイトで、指輪の新品仕上げの料金を確かめた結果です(2026年10月18日に確認、2026年10月24日に開き直し)。どれも「〜から」の最低額で、細くてシンプルな指輪の額です。

公開例 指輪の新品仕上げ 税の表示
公開例1 1,500円~ 表示なし
公開例2 ¥1,650(税込)〜 税込
公開例3 2,000円~ 表示なし
公開例4 2,200円(税込)〜 税込
公開例5 ¥3,000~ 税別
公開例6 3,300円(税込)〜(K18) 税込

※6店の中央値は2,100円です。税込・税別・表示なしが混ざるので、目安として読みます。公開例6はプラチナだと4,400円(税込)〜(税込)です。

指輪の新品仕上げの最低料金
A(税の表示なし)1,500円~
B(税込)¥1,650(税込)〜
C(税の表示なし)2,000円~
D(税込)2,200円(税込)〜
E(税別)¥3,000~
F(税込・K18)3,300円(税込)〜

ネックレスは指輪より高めに出している店があります。公開例1は、ネックレス・ブレスレットを2,000円~としています。喜平ネックレスを長さで料金を出す店では、10cmあたりPt850で約3,000〜5,000円、K18で約2,000〜4,000円(税別)です。

ホワイトゴールドはメッキ代を足す

ホワイトゴールドは、磨くと表面の白いメッキ(ロジウムメッキ)も一緒に取れます。そのため、仕上げの後にメッキをかけ直す工程が入り、料金は2つの合計になります。

公開例5の実例:ホワイトゴールドのブランドの指輪仮の数字
新品仕上げ
¥8,000
ロジウムメッキ(白さを出す薄い膜)
¥5,000

※ 支払いは2つを足した額です。事例に税の表示はありません。

※ 同じ店のプラチナの指輪の実例は¥3,000で、メッキ代はかかっていません。

メッキだけの公開料金は、公開例6で2,750円(税込)〜です。見積もりでは「新品仕上げとメッキを合わせた金額」を聞いてください。

料金が上がる条件

料金表の「〜から」より上がるのは、幅が広い・石が付いている・傷が深い・ブランド品・急ぎのときです。加算の額まで公開している工房の料金表は、次のとおりです(税の表示なし)。

条件 加算の例
基本 細身でシンプルな結婚指輪などで¥3,000
幅がやや広い 幅2.6〜5.0mmの指輪などは¥1,000の加算
幅が広い・印台 幅5.1mm以上の指輪などは¥3,000の加算
石付き 石付き・別素材の品は¥1,000の加算
傷が深い 深い傷は¥1,000の加算
ブランド品 ブランド品は¥1,000の加算
急ぎ ¥1,500円の加算(当日〜3日以内に受け取る場合)

ほかの店も、幅の広い指輪・大きいペンダント・太い/長いネックレスは追加料金、ブランド品は追加料金としています。幅・石・ブランドのどれに当たるかで総額が変わるので、見積もりでは基本料金と加算を分けて書いてもらいます。ほかの作業の公開料金は工房の公開料金データで見られます。

自分の品だといくらで直るかは、壊れた所の写真を送って工房に相談できます。

戻ること・減ること

浅い傷と深い溝のある地金断面(イメージ)

新品仕上げで戻るのは、表面の細かい傷とつやです。一方で、表面を削る作業なので、地金(指輪の金属)がわずかに減ることがあります。ある店は本当の意味で新品になるわけではないと書いています。

新品仕上げで戻ること・戻らないこと

戻ること

  • 細かい傷とくすみが取れ、つやが出る
  • 深い傷は、地金で埋めてから磨ける店もある

戻らない・減ること

  • 地金の重さがわずかに減ることがある
  • 角がわずかに丸くなることがある
  • 深い傷は落とし切れないことがある
  • つや消し・いぶしは元と同じにならない

1回で減る量は、ある工房の説明では「若干」です。前後の重さを量って公開している店もあります。

量った指輪と仕上げ方 減った重さ
男性用・傷を全部消して鏡面に 0.11g(5.895gから5.785g)
女性用・傷を残す軽い仕上げ 0.02g(5.069gから5.049g)
K18の鍛造の指輪・バフで磨く 差は100分の1グラム以下

※ どれも1本ずつの例で、量った店自身も、デザインや傷の深さ・使う道具で大きく変わるとしています。深い傷を消すほど削る量は増えます。

1回の量は小さくても、繰り返すと話が変わります。あるブライダルリングのブランドは、磨くだけの直しを重ねると、磨いた部分が薄くなったり形が崩れたりすることがあると説明し、修理の回数は少ないほうがよいとしています。

そのため、何年ごとと決めて磨く必要はありません。深い傷が目立ってきたときか、サイズ直しを頼むときにまとめると、磨く回数を減らせます。ある宝飾店は、サイズ直しと新品仕上げを合わせて1本2,750円としています。サイズ直しの料金は指輪のサイズ直しの料金で確かめられます。

刻印・つや消し・石付きの品

内側の刻印(Pt900・K18 のような素材の文字や、名前・日付)を残したいなら、受付で「内側の刻印は磨かないでください」と伝えます。受け取るときに、刻印が読めるかをその場で確かめてください。刻印の意味は刻印図鑑で読めます。

加算の額を公開している先の工房は、素材の刻印がない品や素材が分からない品を、加工で壊れるおそれがあるとして受けにくいとしています。

つや消しの指輪を元の風合いに近づける方法は槌目・つや消しの仕上げ直しにあります。石付きの指輪は、磨くときに爪が緩んでいないかも一緒に見てもらってください。爪の直し方と料金は爪・石座の修理、石ごとの弱さは宝石ごとの加工できる・できないの一覧で確かめられます。

写真で分かること・現物を見ないと決まらないこと

料金の区分は、写真で見当がつきます。深さや残りの厚みは、現物を手に取らないと決まりません。

写真で分かること 現物を見ないと決まらないこと
素材の刻印(Pt900・K18WGなど) 傷の深さと、磨いて消えるか
幅・印台かどうか 磨いた後に残る厚み
石の有無と種類のあたり 爪の緩み・石のぐらつき
つや消し・いぶしの有無 メッキの剥げの範囲

写真では、正面・横・内側の刻印の3枚に、物差しを当てた幅の写真があると、どの区分に入るかの目安が出しやすくなります。

頼む順番と期間

新品仕上げは、まず買った店に聞きます。自分の店で買った品やリフォームした品を、無料で磨く決まりを公開している店があるからです。無料の対象なら、ほかに出す理由はありません。

新品仕上げを頼む順番
保証書を探す買った店と、無料の仕上げの決まりを見る
買った店に聞く無料か、回数と期間の決まりはあるか
写真で相談する仕上げとメッキの合計と日数

あるブライダルリングのブランドは、深い傷やへこみを直す磨きを、購入後の初回は無料にしています。あるリフォーム店は、リフォームした品について1年間は研磨ありの新品仕上げ・サイズ直し無料としています。ほかの店で手を入れた後でも無料の対象になるかは、買った店にあわせて聞いてください。ブランド品の保証との兼ね合いはブランドのジュエリーを正規店以外で直すときで確かめられます。

期間は、公開例4の店で通常1週間、公開例6の店で約2週間〜です。メッキの品は仕上げの後にメッキをかけるため、加算を公開している工房は3週間としています。結婚式や記念日に間に合わせたいなら、日付を最初に伝えてください。

買った店が分からない・無料の対象外なら、写真を送って相談すると、仕上げとメッキを合わせた額と日数を先に確かめられます。「内側の刻印は磨かないでください」もそのとき書き添えます。

家で手入れするなら、柔らかい布で皮脂を拭き取るところまでにします。磨き用のクロスをホワイトゴールドやメッキの品に使う前には、買った店に使ってよいかを聞いてください。

今日やること

  1. 1素材と刻印を見る内側の刻印(Pt900・K18WGなど)と、残したい文字を写真に撮る
  2. 2買った店に聞く「このお店で買った指輪です。新品仕上げは無料で受けられますか。回数や期間の決まりはありますか」
  3. 3写真を送って相談する「K18WGの指輪の新品仕上げです。メッキ代を含めた合計と、受け取りまでの日数を教えてください。内側の刻印は磨かないでください」と書いて、正面・横・内側の刻印の写真と一緒に送る

出典