ジュエリーナビ

指輪のサイズ直しの料金と日数|小さくする・大きくする・素材別の公開料金と、購入店で無料になる条件

更新 2026年10月27日・出典の最終確認 2026年10月27日

指輪を広げる地金と詰める切片(イメージ)

この記事の金額は、どれも各店が公式サイトに載せている料金の「〜から」の額を集めたものです。写真で相談したときの見積もりの額ではありません。実際の額は、指輪の幅・厚み・石・素材で上がります。

大きくするほうが高くなるのは、輪を切って広げた所に金属(地金)を足すからです。足す量は号数が増えるほど増えるので、加算も号数ぶんかかります。

1店の料金表で計算する:幅4mm未満のK18の指輪を2号大きくする
基本料金(幅4mm未満)
4,200円〜
大きくする加算
1号ごとに1,400円〜 × 2号
合計7,000円〜

※ ある宝飾店の料金表の最低価格での計算です。税の表示はありません。ホワイトゴールド・ピンクゴールド・シルバーは、めっきの代金が別に加わります。

別の宝飾店は、他店で買ったプラチナの指輪を1号大きくした総額を4,730円と公開しています。どの店でも、総額は「基本料金+号数ぶんの加算+素材や石の加算」で決まります。見積もりでは、この3つを分けて聞いてください。

自分の指輪の幅と厚みで、足す地金がどれくらいになるかを先に知りたいなら、号数×地金の増減計算で重さの目安を出せます。今の号数が分からないなら、指輪のサイズ号数表で内周から号数を確かめてください。

素材で料金はどう変わるか

素材ごとに料金を公開している3店では、どの店もホワイトゴールドがいちばん高くなっています。直した後に、表面の白いめっき(ロジウムめっき)をかけ直すからです。

公開例 プラチナ・K18 ホワイトゴールド シルバー
公開例1(大小共通) 4,500円〜 6,000円〜 5,000円〜
公開例2(大小共通) 4,400円〜(K18・Pt900) 5,500円〜(K18WG) 記載なし
公開例3(大きくする) 3,600円〜 4,500円〜 2,400円〜
素材ごとのサイズ直しの最低額
プラチナ・K18(大小共通)4,500円〜
ホワイトゴールド(大小共通)6,000円〜
シルバー(大小共通)5,000円〜
プラチナ・K18(大きくする)3,600円〜
ホワイトゴールド(大きくする)4,500円〜
シルバー(大きくする)2,400円〜

※ 「大小共通」は、小さくする・大きくするを分けずに、料金を1つだけ載せている店です。公開例3のホワイトゴールドの欄は、ピンクゴールドと同じ額です。公開例1・2は税の表示なし、公開例3は税込の表示です。

大小を分けずに1つだけ載せている店は、結論に挙げた「小さくする基本料金」より高めの額です。シルバーは、公開例3ではプラチナより安く、公開例1ではプラチナより高くなっています。シルバーだから安いとは限りません。

計算例の宝飾店は、ピンクゴールド・ホワイトゴールド・シルバーにめっきが必要(各2,800円〜)としています。ある工房も、ホワイトゴールドはサイズ直し後にロジウムを再コーティングすると説明しています。ホワイトゴールドの指輪なら、見積もりにめっきの代金が入っているかを聞いてください。めっき代の読み方はホワイトゴールドの指輪のサイズ直し・修理にまとめています。

素材は、指輪の内側の刻印で分かります。刻印の読み方は刻印図鑑で確かめられます。小さくする・大きくする基本料金の、税の扱いごとの件数と中央値は工房の公開料金データで見られます。

大きくするときの1号ごとの加算

指輪に足す長さの異なる地金片(イメージ)

1号ごとの加算は、料金表での呼び方が「加工代の加算」と「地金代(足す金属の代金)」の2通りです。呼び方が違うだけで、どちらも基本料金とは別に号数ぶん足す額です。

公開例 1号ごとの加算 書き方
公開例A 1,000円〜 地金代
公開例B(幅3mmまで・税込) 1,100円〜 加工代
公開例C 1号ごとに1,400円〜 加工代
公開例D(税込) 1,650円〜 加工代
公開例E 2,000円 地金代

ある結婚指輪ブランドは、自社で作った指輪の1号ごとの地金代を素材で分けていて、プラチナ900円〜・K18 1,300円〜です。

足す金属の量は、指輪の幅と厚みでも増えます。幅の広い指輪や石の付いた指輪は、次のように料金が上がります。

  • 幅:公開例Eの店は幅2.6〜5.0mmは1.5倍、5.1mm以上は2倍です。公開例Cの店は幅4mm以上は5,000円〜です。
  • 石付き:ある工房は、小さくする場合は1,500円の追加(税別)、大きくする場合は1,800円の追加(税別)です。
  • 輪に小さな石が並ぶ指輪:輪の上半分に石を溝に並べて留めた指輪(ハーフエタニティ)を2.5号大きくした例は、公開例Aの店で合計9,500円(基本料金8,000円+加算1,500円)でした。

幅が広い指輪や石付きの指輪なら、細い指輪の料金表の額に、こうした加算が乗ると考えて予算を組んでください。輪の全周に石が並ぶ指輪は、サイズ直しそのものを受けない店もあります。その場合はエタニティ・パヴェの指輪の修理を見てください。

自分の品だといくらで直るかは、壊れた所の写真を送って工房に相談できます。

何号まで変えられるか

何号まで変えられるかは、店と指輪の作りで違います。公開されている上限や注意は次のとおりです。

  • あるブランドは、自社の指輪について±2号の範囲内(ピンクゴールドや一部の特殊なデザインは±1号まで)としています。
  • ある修理店は、ブランドの店でのサイズ直しは1〜2号程度までのことが多いと説明しています。
  • 公開例Eの店は、4号以上の変更は形が変わることがあると注意しています。
  • 別の工房は、5号以上大きくする場合は相談としています。

模様のある指輪は、号数が小さくても注意が要ります。ある宝飾店は、全体に模様がある指輪は、サイズ直しで模様がずれたり消えたりする場合があると説明しています。

大きく変えるほど、サイズ直しより作り替えのほうが仕上がりがよい場合があります。4号前後より大きく変えたいなら、作り替えの見積もりも一緒に頼んでください。作り替えの値段の決まり方は指輪リフォームの値段の決まり方で、断られやすい素材や作りは指輪のサイズ直しができないときで確かめられます。

何日かかるか

工房・修理店の公開例では当日から14日前後です。

公開例 種類 公開された日数
公開例3 工房 約2日〜6日
公開例2 修理店 10日(店頭受付)
公開例F 工房 14日前後まで

いちばん早いのは公開例Aの店で、当日仕上げは追加料金なし(受付時に相談)としています。

急ぐなら、特急の料金を払って早めてもらう方法があります。公開されている例は次のとおりです。

  • 公開例Eの店:1,500円の追加で3営業日以内
  • 公開例Fの店:当日〜3日以内は3,300円〜(税込)の追加
  • 百貨店に売り場を持つある工房:プラス1,000円で1週間早められる

結婚式や記念日に間に合わせたいなら、その日付を最初に伝え、間に合うかを聞いてください。ブランドに送ると日数が長くなるので、間に合わないときは、ブランドの無料をあきらめるかを、保証のこと(下の注意)と合わせて決めます。

購入店で無料になる条件

婚約指輪・結婚指輪なら、まず購入店の無料のサイズ直しが使えるかを確かめてください。無料の条件を公開している8ブランドのうち3つは、期間を区切っていません。買ってから年数がたっていても、聞く価値があります。公式に書かれた、そのブランドで買った指輪の条件は次のとおりです。

期間や回数を区切らないブランド:

  • 杢目金屋:結婚指輪は何回でも無料(特殊な作りは有料の場合あり)
  • アイプリモ:婚約・結婚指輪の現品のサイズ直しは永久無料
  • ブリリアンスプラス:婚約・結婚指輪はいつでも何度でも無料(直す度合いで有償の場合あり)

期間や回数で区切るブランド:

  • ブランドB:渡してから1年間は何度でも無料
  • SORA:購入後1年以内なら±3号まで無償
  • ブランドC:指輪作成後2年間は1回に限り無料でサイズ直し
  • ブランドD:婚約指輪は渡してから1年以内の初回だけ無料

小さくするか大きくするかで分けるブランド:

  • ブランドA:小さくするのは無料、大きくするのは受け取りから1か月以内なら無料

無料の対象から外れると有料になります。ブランドCは、対象外のサイズ直しを5,000円〜20,000円としています。ブランドAは大きくするときだけ無料に期限を付けているので、大きくしたいと気づいたら早めに購入店へ連絡してください。

ブランドに送ったときの日数は、公開されている4ブランドで2週間から4週間ほどです(ブランドB:2週間ほど、ブリリアンスプラス:3〜4週間程度、ブランドA:4週間程度、SORA:4週間〜)。

跡と刻印

サイズ直しの多くは、輪の一部を切ってつなぎ直す方法です。つなぐときは、ロウ材(金属どうしをつなぐための金属)を使います。ある修理店は、切った時に出る金属の粉をロウ材に混ぜて色を近づけて溶接し、めっきでなじませるので、多くの場合は加工の跡がほとんど目立たないと説明しています。

内側の名前や日付の刻印は、残せることが多い一方で、入れ直しになることもあります。同じ修理店は、刻印のない位置で切るため多くの場合は刻印を残せるとしています。別の工房は、再刻印では元の字体と変わる可能性があると説明しています。刻印を残したいなら、受付のときにそう伝えてください。

何回まで直せるか・繰り返すと弱くなるか

サイズ直しの回数に、決まった上限はありません。ただ、公開されている目安は2〜3回です。ある宝飾店は2回程度までにとどめるよう勧め、別の宝飾店はサイズ直しは3回までが目安としています。あるブランドは、サイズ直しは磨き直しも含め合計2回までを勧めるとしています。

目安があるのは、直すたびに指輪に次の3つが積み重なるからです。

  • つなぎ目が増える:切ってロウ付けした跡(ロウ目)は、増えるほど弱くなります。ある工房は、つなぎ目(ロウ目)が増えると強度が落ちるので、元のロウ目に重ねて切ると説明しています。
  • 薄くなる:つなぎ目は磨いて消します。ある宝飾店は、つなぎ目を磨いて消すときに地金を足さないと、指輪が少しずつ薄く平たくなり、強度を損なうことがあると説明しています。
  • 金属が疲れる:同じ宝飾店は、切って溶接し、磨く工程のたびに指輪に負荷がかかり、金属疲労などで強度が弱まっていくといわれるとしています。

純金(K24)の指輪は柔らかいので、とくに回数に気をつけます。ある工房は、純金の指輪は、サイズ直しを何度も繰り返すと地金が疲れて強度が大きく落ちると注意しています。

2回目のサイズ直しなら、受付で「前にも1回直しています」と伝えてください。前のつなぎ目の位置と、その周りが薄くなっていないかで、同じ所を切るか、地金を足すかが変わります。

ブランドで買った指輪の2回目が無料になるかは、ブランドごとに違います。上の「購入店で無料になる条件」と、国内ブランドの修理・ティファニーの修理で確かめてください。3回目も合わなくなる指輪なら、輪の部分を新しくする腕交換や作り替えも比べます。

写真で分かること、現物で決まること

写真を送ると、料金の目安を先に聞けます。ただし、写真で分かることと、指輪を手に取らないと決まらないことがあります。

写真で分かること 現物で決まること
素材(刻印が写っていれば) 幅と厚みの正確な寸法
石の有無と並び方 石の留め具合と、外す必要があるか
模様が全周にあるか 前に直した跡の位置
刻印の位置 地金が足りるか・中が空洞でないか

写真の目安と現物を見た後の額がずれやすいのは、右の列に当てはまる指輪です。幅と厚みを定規で測って書き添えると、目安が近くなります。

宅配で頼むとき

宅配で送って直す方法もあります。送る前に次の4つを確かめてください。

宅配のサイズ直しで確かめること

  1. ①送料往復か片道か、いくらか公開例:宅配キットは往復3,300円(税込・上限30万円の損害保険付き)。別の店は送料500円(全国一律)
  2. ②補償配送中の事故に保険があるか保険があるときは、補償の上限額も聞く
  3. ③受付宅配でサイズ直しを受けるかある修理店はリングのサイズ直しは宅配では受け付けない。アイプリモで買った指輪はアフターサービスは配送でも受け付ける
  4. ④号数今のサイズと希望のサイズの伝え方指の号数を測ってから送ると、測り違いを防げる

送る前に、指輪の正面・横・内側の刻印を撮り、幅と厚みを書き添えて写真で相談すると、何号まで直せそうかと料金の目安を先に聞けます。

指輪が指から抜けなくなって困っているなら、サイズ直しより先に指輪が抜けないときの外し方を確かめてください。

今日やること

  1. 1刻印と号数を確かめる内側の刻印(Pt900・K18など)、今の号数と希望の号数、幅と厚みを書き出す
  2. 2購入店に聞く「この指輪を◯号から◯号に直したいです。無料の対象ですか。期間はどのくらいですか」
  3. 3写真を送って相談する無料でなければ「素材は◯◯、幅は◯mm、石は◯個です。基本料金・号数の加算・めっき代を含めた税込の総額と日数を教えてください」と書いて、正面・横・内側の刻印の写真と一緒に送る

出典