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エタニティリングにリフォームする|手持ちのダイヤで何石要るか(号数×石の大きさの表)・ハーフとフルの費用の公開例・作った後にできなくなること

更新 2026年10月27日・出典の最終確認 2026年10月27日

ぐるりとダイヤを留めたフルエタニティリング(イメージ)

エタニティリングは、同じくらいの大きさの石を輪に沿って並べた指輪です。半周に並べるのがハーフ、一周に並べるのがフルです。手持ちのダイヤで作れるかは、石の数と大きさ、指のサイズで決まります。

ハーフとフルで変わること

ハーフは、手のひら側に石のない地金の部分が残ります。フルは、その部分まで石が並びます。必要な石の数も、作った後にできることも変わります。

ハーフとフルの違い

ハーフエタニティ

  • 石は半周。フルの約半分の数で作れる
  • 地金の部分でサイズ直しができることがある

フルエタニティ

  • 石は一周。どこから見ても石が見える
  • 石の数が倍になり、石留めの数も増える
  • 後からのサイズ直しが大きく限られる

すでに持っているエタニティリングのサイズ直しや、石が取れたときの直し方はエタニティ・パヴェの指輪の修理にあります。

何石要るか:号数と石の大きさの表

要る石の数は、指輪の号数と石の直径でおおよそ決まります。日本の号数(JCS規格)は、1号の内径が13.0mmで、1号ごとに内径が約0.333mm(3分の1mm)ずつ増える決まりです。この内径から石が並ぶ輪の長さを出し、石1個の幅で割って数えました。

号数 1.5mm 2.0mm 2.5mm 3.0mm
7号 30(15) 24(12) 20(10) 17(8)
9号 31(15) 25(12) 21(10) 18(9)
11号 32(16) 26(13) 21(10) 18(9)
13号 34(17) 27(13) 22(11) 19(9)
15号 35(17) 28(14) 23(11) 20(10)

※数字はフルの石数、かっこ内はハーフの石数。列は石の直径です。

計算の目安:11号・直径2mmの石
内径
13.0+(11−1)÷3=16.33mm
石の中心が通る輪の長さ
3.14×(16.33+2.0)=約57.6mm
石1個の幅
石の直径2.0mm+すき間0.2mm
フルの石数(ハーフはその半分)フルで26石、ハーフで13石

※すき間0.2mmは爪や地金の分の仮の値です。地金の厚み、石の高さ、留め方で、実際の石数は変わります。

公開例でも、近い数になっています。ある工房は、直径2.1mmのダイヤ26個(合計1.01ct)でフルエタニティにしたと書いています。表の11号・2.0mmの26石と近い数です。

数が少し足りないだけでも、作れないことがあります。ある工房の例では、取り巻きのメレ10石では、ハーフエタニティを作るには少し足りなかった。同じくらいの大きさと品質のメレ(小さなダイヤ)を店で足して作っています。

手元の石でどんな形にできるかは、石と枠の写真を送って工房に相談できます。

石が足りない・そろわないとき

ルースのダイヤと石座の空いた枠(イメージ)

石が足りないか、大きさがそろわないときは、次の3つから選びます。どれにするかは、石の数と大きさのばらつきで決まります。

石の数と大きさで決める順番
大きさをそろえて数える同じくらいの大きさの石が何個あるか
表と比べるハーフの数に届くか、フルの数に届くか
足りなければ足す同じくらいの大きさ・色の石を足す
そろわなければ別の形にネックレスやペンダントにする

エタニティは同じ大きさの石が並ぶので、小さな差も目に入ります。GIA(米国宝石学会)は、メレについて0.20mmほどの大きさの違いでも、見て気づかれることがあると書いています。

大きさが少しずつ違う石は、指輪にしない道もあります。ある宝石店は、少しずつ大きさが違うグラデーションの石だったので、指輪ではなくネックレスにしたと書いています。

足す石の代金は、公開例で0.03カラットの小さなダイヤ1粒が2,100円(石を留める工賃は別)です。石を留める工賃は、確認した7店の最低料金の中央値で1個1,100円です。フルは石の数が倍になるので、石留めの工賃もそのぶん増えます。メレを集めて指輪以外のものを作るなら、メレダイヤのリメイクで作れるものを比べられます。

作り替えの費用の公開例

費用は、加工代に、足す地金と足す石の代金を足し、元の枠の下取りを引いた額です。ある工房が示す式も、リフォーム費用=加工代+足す地金の代金+足す石の代金−下取りです。

ハーフの公開例7件(3店)は、下取り前で81,040円から173,000円、中央値は108,000円でした。7件とも税の表示がなく、4件は同じ店の例です。主な例は次のとおりです。

  • 公開例1(手持ちのダイヤだけでハーフ):加工代金70,000円+K18地金11,040円(元のプラチナを下取りで−12,200円)
  • 公開例2(メレ16個のハーフ):145,000円(メレ16個のハーフエタニティ)
  • 公開例3(形見の指輪のダイヤ10石):173,000円(下取り前・ダイヤ10石で13号のハーフ)
  • 公開例4(同じ店のメレのハーフ4件):88,000円、88,000円(下取り前)、108,000円(下取り前)、129,600円

一文字リングの石でハーフにした別の例は、74,500円(税込・元の枠の下取りを引いた後)、期間は約1か月でした。

フルの公開例は少なく、条件もばらばらです。

フルの公開例の読み方数字は仮

  1. ①石も地金も持ち込み加工代金160,000円(持ち込みのダイヤ16石でフルエタニティ・プラチナも持ち込み)加工代金だけ。税の表示なし
  2. ②傷んだフルの作り直し162,915円地金の追加と下取りを含めた額。税の表示なし
  3. ③ハーフに石を足してフルに328,000円(税込・リフォーム代とダイヤ13個の追加を含む)足した石の代金込み。期間は3か月

どの例も他店の当時の価格で、同じ金額で作れるという意味ではありません。地金の相場、足す石の数、留め方で変わります。

元の指輪ごとの考え方

どんな指輪から作るかで、足す石の数が変わります。

  • 一粒ダイヤの指輪:石が1個なので、表のハーフの数にも届きません。エタニティにするなら、ほとんどの石を足すことになります。
  • 一文字リング:大きさの近い石を横一列に並べて彫り留めする指輪です。石の数が足りるかを表で見ます。
  • 取り巻きの指輪(中石のまわりを小さな石が囲む形):まわりのメレを使います。中石は別の指輪にする例もあります。
  • V字のネックレス:石の大きさが少しずつ違うなら、指輪よりネックレスに向くことがあります。

一文字リングをエタニティ以外に作り替える道は、一文字リングのリフォームで比べられます。

石の大きさは、リングの幅にも関わります。ある店は、リングの幅は、手持ちの石の大きさに合わせた幅になると書いています。公開例3の店は、形見の指輪のダイヤ10石を、幅3.3mmの13号のハーフエタニティに並べたとしています。

作った後にできなくなること

エタニティは、作った後に直せる範囲が狭い指輪です。作る前に、次のことを決めておきます。

指のサイズが変わりそうなら、フルは避けます。ある宝石店は、後でサイズ直しができるよう、フルエタニティにせず地金の部分を少し残したと書いています。

写真で分かること、現物で決まること

写真で分かるのは、石の数と、ハーフかフルかの見当までです。石の直径と状態は、外してみて決まります。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 石の数と、大きさのそろい方
  • ものさしと撮れば、石のおおよその直径
  • 元の指輪の留め方と地金の色

現物で決まること

  • 石の正確な直径と、高さ
  • 外したときに見つかる欠けや傷
  • 足す石の数と、色の合わせ方

石を外す作業では、欠けが見つかることがあります。手持ちの石を預かる店の中には、預けた石が加工中に欠けても補償はなく、代わりの石の提案・自分で用意・枠だけ受け取るのどれかを相談して進めるという店もあります。欠けたときの扱いは、先に聞いておきます。

ハーフかフルか、足す石が何個かの見当は、写真で相談して付けられます。使いたい石を指輪ごと、ものさしと一緒に真上から撮ります。指のサイズ(号数)と「ハーフかフルか迷っている」ことも書き添えます。撮り方は写真でジュエリーの修理・リフォームを相談するにはにあります。

今日やること

  1. 1石を数える同じくらいの大きさの石が何個あるかを数え、表と比べる
  2. 2指のサイズを測る着けたい指の号数を測り、ハーフかフルかを考える
  3. 3撮って聞く石をものさしと一緒に撮り、「ハーフかフルか、足す石は何個か」と聞く

出典