25号や30号の指輪は、オーダーで作れます。公式サイトで「30号以上もオーダーできる」と書く工房があり、40号や80号を作った例もあります。既製品は、女性で17号・男性で25号から店に並ぶ数が減ります。
料金の数字は、工房や通販の公式サイトに載っている料金表と公開例を集めたものです。同じ額で作れるという意味ではありません。見積もりは「自分の号数で作った税込の総額」で読みます。
25号・30号の大きさ
25号の指輪は、内径(輪の内側の直径)が21.0mmです。30号は22.7mmです。宝飾ブランドの公式のサイズ表では、次のとおりです。
| 号数 | 内周(mm) | 内径(mm) |
|---|---|---|
| 25号 | 66.0 | 21.0 |
| 26号 | 67.1 | 21.4 |
| 27号 | 68.1 | 21.7 |
| 28号 | 69.0 | 22.0 |
| 29号 | 70.3 | 22.4 |
| 30号 | 71.2 | 22.7 |
※内周は輪の内側の一周の長さ。1〜24号は指輪のサイズ号数表にあります。
30号を超える号数の見当
公式のサイズ表は30号で終わります。店で貸し出すリングゲージ(号数ごとの輪の束)にも30号までのものが多く、30号のゲージがゆるくない人は、30号を超えている見込みです。
表の外の号数は、紙で内周を測って見当を付けます。1号の差は内周で約1mmなので、測った内周が30号の71.2mmを超えた長さを、1mmごとに1号と数えます。
- 30号の内周
- 71.2mm
- 5号分の差
- 1号あたり約1mm × 5号
※ 目安です。実際の号数は、店のゲージで測って決まります。
指の太さは、時間帯や体調で変わります。朝と夕方で何回か測ってください。関節が太い人は、関節が太い場合は、関節を通るサイズが基本です。
既製品が少ない理由と、作り方
大きいサイズの指輪は、店に並ぶ既製品では見つけにくくなります。ある販売店は、既製品は、女性は17号以上、男性は25号以上で取り扱いが少なくなると説明しています。
既製品
- 女性は17号以上、男性は25号以上で少ない
- デザインごとに作れる上限がある
セミオーダー
- 見本のデザインを自分の号数で作る
- 30号前後まで受ける店がある
フルオーダー
- 形・幅・号数を一から決める
- 30号を超える号数も相談できる
結婚指輪のブランドには、デザインごとに作れる号数の上限があります。ある宝飾店が載せた作成範囲の例では、同じデザインでも、ダイヤありは20号まで・ダイヤなしは25号までという作成範囲の例でした。気に入ったデザインを自分の号数で作れるかは、デザインごとに聞くまで分かりません。
30号を超える号数は、オーダーで相談します。ある通販の店は、商品によっては−3号から40号まで扱うとしています。ある工房は最大で40号の指輪を作った例があるとしており、フルオーダーの工房では最大で80号を作った例があると書いています。サイズ直しでも、35号まで受ける店があります。
作りたい物がいくらになるかは、イメージを送って工房に相談できます。
料金が上がる仕組み

大きいサイズの指輪が高くなる理由は、使う地金が増えるからです。同じ幅・厚みの輪なら、地金の量は輪の一周の長さにほぼ比例します。公式のサイズ表の内周で比べると、次のとおりです。
- 10号の内周
- 50.3mm
- 25号の内周
- 66.0mm → 10号の約1.3倍
- 30号の内周
- 71.2mm → 10号の約1.4倍
※ 輪の厚みの分だけ、実際の比はこれより少し小さくなります。
自分の号数・幅・素材で、足す地金の重さと地金代の目安を出すなら指輪の号数×地金の増減計算が使えます。
加算の決め方は3通り
増えた地金を料金にどう乗せるかは、店で3通りに分かれます。工房や通販の公式サイトで確かめた公開例です。
| 決め方 | 公開例 |
|---|---|
| 割合で足す | 15号から15号以上は+10%・20号から20号以上は+20%・25号から25号以上は+30% |
| 定額で足す | 19〜25号に11,000円〜(税込)/25〜30号に5,500円(税込) |
| 個別に見積もる | 地金の重さで個別に見積もる |
※ 割合の例は結婚指輪の工房の料金表(14.5号までは表の価格)。定額の2例は、通販の特注サイズのオプション料金と、シルバーの指輪を扱う店の加算です。個別見積もりの例の店は、価格は素材・幅・サイズ・ダイヤの個数・地金重量・追加加工で変わると書いています。
割合で足す工房の料金表を、25号に当てた計算例です。この工房は、15号からは指輪に使う金属の量が増えるため、追加の材料費がかかると説明しています。
- 幅1.5mmのプラチナ900・1本
- 79,200円(税込)(14.5号までの価格)
- 25号以上の加算
- 25号以上は+30%
※ 1つの工房の料金表に当てた例で、石留めなどのオプションは別です。上の地金の増え方(約1.3倍)に近い割合になります。
加算の決まりを表に出していない店では、見本の価格に大きい号数の分が入っているか分かりません。ある宝飾店は、大きいサイズは作れても、表示の金額より高い特注料金がかかる場合があると説明しています。どの店でも、見積もりは「自分の号数で作った税込の総額」で出してもらいます。
幅と形の決め方
大きいサイズの指輪の幅は、指に対して細すぎないものにします。ある宝飾店は、大きい手には、女性は3〜4mm、男性は4〜5mmほどのやや太めの幅が合うとしています。
ただし、幅を広げると地金が増え、号数による増え方と重なって料金が上がります。幅の広い指輪は指に当たる面が増えるので、通常より0.5号〜1号ほど大きめにするときつく感じません。結婚指輪を2本作るなら、2人とも同じ幅にするか、大きい号数の側だけ幅を広げるかを、見積もりの前に決めておきます。
号数と一緒に伝えること
- ①号数朝と夕方に測った号数30号を超えるなら、紙で測った内周(mm)も伝える
- ②幅作りたい幅(mm)幅を1mm変えたときの差額も一緒に聞く
- ③厚み薄くしたいか、しっかりさせたいか薄くしたいなら、普段使いで曲がらない厚みかを聞く
- ④素材プラチナ・金・色素材ごとの総額を並べてもらう
今の指輪を大きく直す
今の指輪を大きくするサイズ直しは、輪を1か所切って地金を足す方法が基本です。公開料金を確かめた5店では、基本料金に1号ごとに1,000円から2,000円が足されます(細い指輪の額・税込と税別が混ざる)。料金表の読み方は指輪のサイズ直しの料金で確かめられます。
大きく直せる幅には目安があります。ある工房は、元の号数の30%以上を変えるのは大幅なサイズ直しで、真円でなくなるなどリスクが高く、断られることがあると説明しています。20号の指輪なら、3割は6号です。26号までが目安で、それより大きくするなら腕の交換か作り直しの相談になります。
| 変える幅 | 直し方 |
|---|---|
| 元の号数の3割まで | 切って地金を足す |
| 3割を超える | 腕の交換か、作り直し |
| 石が輪に並ぶ | 直せる幅が狭い |
※腕は、指輪の輪の部分。輪の半分に石が並ぶ指輪でも、ある店はハーフでも2号以上の大きな変更はすすめないとしています。
3割を超えて大きくすると、足した部分が薄くなったり、輪が楕円になったりしやすくなります。ある工房は、5号以上のアップは要相談で、形を保つため腕交換を勧めるとしています。腕の全体の交換の料金は、公開している3店の中央値で13,200円です(地金代は別)。
希望どおりの号数まで大きくできるとは限りません。ある修理店は、7号大きくした実例がある。石やデザインへの負担が大きいときは、希望より小さい幅を提案することがあると書いています。実際に、10.5号大きくしたいという希望を、石への負担を考えて5号大きくする直しにした例もあります。
断られた指輪の直し方は指輪のサイズ直しができないときにあります。
写真で分かること、現物で決まること
写真で決まるのは、作れるか・直せるかの見当と、見積もりの幅までです。号数そのものと地金の重さは、現物で決まります。
写真で分かること
- 作る:形・幅・石の有無から、その号数で作れそうか
- 直す:輪の幅と厚み、石の並び、以前に切った継ぎ目の有無
- 刻印から、素材の見当
現物で決まること
- 正確な号数(店のゲージで測る)
- 地金の重さと、足す地金の量
- 腕を交換するときの、石の部分との合わせ方
号数と作りたい形が決まっていれば、作れるかと費用の見当が付きます。写真を送って相談するときは、測った号数か紙で測った内周と、手持ちの指輪があれば正面・横・内側の刻印の写真を添えてください。30号のゲージがゆるくなかったことも書き添えると、表の外の号数として話が進みます。
作り直さなくていいケース
元の号数から3割を超えて大きくしたい指輪は、直すより、地金を使って作り直すほうが形がきれいに残る場合があります。手持ちの地金を溶かして指輪1本を作る公開目安は、2店で6万円から10万円です(足りない地金の代金は別)。考え方は指輪を溶かして作り直すで確かめられます。
今日やること
- 1号数を測る朝と夕方に測る。30号のゲージがゆるくないなら、紙を巻いて内周(mm)を測る
- 2幅と素材を決める作りたい幅(mm)と、プラチナか金か
- 3写真を送って相談する「◯号(内周◯mm)で、幅◯mmのプラチナの指輪を作りたいです。この号数で作れるかと、税込の総額を教えてください」と書いて、手持ちの指輪やデザインの見本の写真と一緒に送る
