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4本爪と6本爪の違い|石の見え方・外れにくさ・引っかかりと、今の指輪・ネックレス・ピアスの爪の数を変える費用

更新 2026年10月27日・出典の最終確認 2026年10月27日

4本爪と6本爪のダイヤの指輪(イメージ)

4本爪と6本爪のいちばんの違いは、石の見え方です。4本爪は丸いダイヤが少し四角く、6本爪は丸く見えます。外れにくさは、本数より爪の傷み方で変わります。

見え方・光・引っかかりの違い

4本爪と6本爪の見え方について、店の説明はおおむねそろっています。ある宝飾店は4本爪は四角っぽく、6本爪は丸く見えると書き、ある婚約指輪の店も6本爪はダイヤを丸く見せるとしています。

4本爪と6本爪

4本爪

  • 丸い石が少し四角く見える
  • 爪が少なく、石の見える面が広い
  • 爪1本が曲がると石が傾きやすい

6本爪

  • 石が丸く見える
  • 石を覆う金属の面が増える
  • 爪1本が曲がっても支えが残る

一方で、大きく見えるか、よく光るかは、店の説明が分かれます。分かれる点は、自分の石で確かめるしかありません。

店の説明 4本爪 6本爪
大きく見える 説明する店あり 説明する店あり
光が入る 説明する店あり 本数で変わらない説も

大きさの見え方について、ある宝飾店は4本爪は四隅で留めるので、ダイヤが四角く大きく見えると書き、別の店は6本爪はダイヤの表面の多くが金属で覆われ、実際より少し小さく見えるとしています。逆に、ピアスの枠を扱う店は、6本爪は6本で支えるので4本爪より石取れのリスクが少なく、少し大きく見えると書いています。

光の入り方も同じです。ある店は4本爪はいろいろな角度から光が当たりやすく、輝きが増すと書き、別の店は同じダイヤなら、爪が石を大きく覆わない限り、本数で輝きは変わらないとしています。同じ店は、目立ち方は本数より爪の高さで決まり、4本爪のほうが少し高い作りが多いとも書いています。

引っかかりやぶつけやすさは、本数より爪の形と石の高さで変わります。ある店は6本爪はダイヤを高めに留めることが多く、物にぶつけやすいと書き、ある婚約指輪の店は今の爪は細く小さく角も丸いので、引っかかりにくいとしています。それでも、爪留めには爪が出っ張っているため、衣類やバッグに引っかかるという弱みが残ります。

外れにくさは本数より爪の状態

本数で外れにくさが決まるかは、店によって説明が違います。ある婚約指輪の店は、4本でも6本でも外れないように留めるので、強度の違いはないと書いています。別の宝飾店も、4本・6本のどちらにすれば外れにくい、ということはないとしています。

一方、ピアスの枠を扱う店は、4本爪は1本が少し曲がるだけで支えのバランスが崩れ、石が取れやすくなると書いています。ある宝石店は、爪の本数が多いほど強度は上がるが、石を覆う面積も増えるとしています。どちらの見方でも、外れる直接の原因は爪の傷みです。同じ宝石店は、すり減ると石が緩んだり落ちたりすると書いています。

4本でも6本でも、爪の点検は欠かせません。業界団体は、よく使うジュエリーは、半年から1年ごとに点検するよう勧めています。点検の仕方と、すり減った爪を直す料金・日数は指輪の爪の修理代にあります。

自分の品だといくらで直るかは、壊れた所の写真を送って工房に相談できます。

今の指輪の爪の数は変えられるか

4本爪と6本爪の石座(イメージ)

変え方は、今の石座に爪を足す方法と、石座や枠ごと替える方法の2つです。どちらになるかは、石座の作りと爪の傷み方で決まります。

爪の数を変えるときの分かれ目
石座を見る爪の根元に、新しい爪を立てる場所があるか
爪を足す今の石座に爪を作り、石を留め直す
石座を替える爪の数が違う石座に付け替える
枠ごと替える指輪・ペンダント・ピアスの枠を新しくする

爪を足す方法は、今の石座の形を生かせるときに向きます。石座の作りによっては足せないことがあり、その場合は石座ごと替えます。足せるかどうかは、現物を見て決まります。

石座だけを替えて、腕(輪)は残す方法もあります。ある工房は、石座だけ付け替えた事例ですっきりした4本爪の石座は、横の窓からも光が入ると書いています。

爪の数を変える費用

爪を1本立て直す・新しく作る作業の公開料金は、次のとおりです。

作業 公開料金
爪の立て直し(1本・1か所) 4,400円

※確認した5店の最低料金の中央値。税込・税別・税の表示なしが混ざります。1本ごとの料金か、何本かまとめた料金かは、見積もりで確かめます。

石を留め直す代金も、本数で変わる店と変わらない店があります。ある工房の料金表では、ダイヤの石留め 基本2,000円(0.1ct未満)に、六本爪は2,000円の加算です(税の表示なし)。別の工房では、爪留めの工賃は4本・6本とも1粒1,650円〜としています。

枠ごと替えると、枠の代金が加わります。ある工房が2014〜2015年に公開した実例(どちらも税別。今の地金の相場では、これより高くなることがあります)は次のとおりです。

  • ペンダント:0.5ctを4本爪のPtペンダント枠に入れ替えて19,000円(枠14,000円+石留め5,000円・税別)
  • ピアス:0.5ct×2を6本爪のPtピアス枠に入れ替えて33,730円(枠20,190円+キャッチ1,540円+石留め12,000円・税別)

どちらも出来合いの枠を使った例で、チェーン代は含みません。新しく枠を作ると、費用は上がります。ある宝飾店の目安では、4本爪のシンプルな指輪に作り替えると132,000〜154,000円(石の大きさで異なる)、6本爪なら¥110,000~¥132,000(6本爪のシンプルな指輪・石のサイズで異なる)です(どちらも税の表示なし)。

ピアス・ネックレスでの違い

ピアスとネックレスでも、見え方の違いは指輪と同じです。ピアスの枠では、前に挙げたとおり4本爪の1本の曲がりが石取れにつながるという説明があります。ある工房は、6本爪のスタッドピアスについて石を中心に石座を組む6本爪のスタッドにすると、重心のバランスが取りやすくなると書いています。

ネックレスの飾りも、本数で代金が変わることがあります。ある宝飾店の目安では、4本爪のトップが44,000〜66,000円(トップのみ)、6本爪のシンプルなトップが27,500〜44,000円でした(トップのみ・税の表示なし)。

4本にして後悔したときの直し方

後悔の理由で、直し方が変わります。

後悔の理由と直し方

  1. ①石が四角く見える6本爪の石座に替える腕を残して石座だけ替えられることがある
  2. ②石が傾いてきた爪を立て直す・足す先に爪のすり減りを見てもらう
  3. ③服に引っかかる爪を低く・丸くするある宝飾店は爪だけ低くする作り替えを挙げる
  4. ④爪のない形にしたい覆輪で留め直す石のまわりを金属で囲む留め方

覆輪(ふくりん)留めについて、ある宝飾店は覆輪留め=周囲を地金で囲み、爪がないので引っかからないと説明しています。爪を低くする方法も、ある宝飾店が爪の部分だけを低くする作り替えを挙げています。爪・覆輪・彫り留めなど、留め方ごとの違いは石留めの種類と違いで比べられます。

写真で分かること、現物で決まること

写真で分かるのは、爪を足せそうか、石座を替える必要がありそうかの見当です。足せるかどうかの最終の判断と、石の大きさに合う枠は、現物を見て決まります。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 今の爪の本数と並び方
  • 爪の太さ・高さ・すり減り
  • 石座の形と、腕とのつながり方

現物で決まること

  • 爪を立てる場所が石座に残っているか
  • 石の大きさと、合う枠
  • 石を外したときの傷の有無

爪を足すか、石座や枠を替えるかは、写真で相談して見当を付けられます。石座の真上から1枚、真横から1枚、爪がはっきり写るように撮ります。「何本爪にしたいか」と、石の大きさが分かれば書き添えます。

今日やること

  1. 1爪を数えて見る爪の本数と、曲がり・すり減りがないかを明るい所で見る
  2. 2変えたい理由を決める見え方か、外れにくさか、引っかかりかを1つ決める
  3. 3撮って相談する石座の真上と真横を撮り、「何本爪にしたいか」を書いて相談する

出典