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ジュエリーの修理はどこに頼むか|購入店・ブランド・百貨店・工房の向き不向きと、頼む前に確かめる5つ

更新 2026年10月26日・出典の最終確認 2026年10月25日

留め具が壊れた鎖と収納箱(イメージ)

ジュエリーの修理は、保証が残っているブランドの品なら買ったブランドの店へ、それ以外の品は頼み先の種類より「預ける前に何を示してくれるか」で決めます。

頼み先の種類で変わること

修理の頼み先は、買ったブランドの店、百貨店の修理売り場、町の工房、宅配で受ける工房の4つに分かれます。違いは、受ける品と期間と、料金の決まり方です。

頼み先 受ける品 期間の公開例 向いている品
買ったブランドの店 自社の品だけ 6〜8週間程度 保証が残る品
百貨店の修理売り場 他店の品も受ける売り場が多い 通常約2〜3週間 来店して相談したい品
町の工房 他店の品も受ける 1週間程度 保証が切れた品・急ぐ品
宅配で受ける工房 他店の品も受ける 工房の日数+往復の配送 近くに店がない人の品

※ 期間はそれぞれ1件の公開例です。ブランドは1ブランドの修理の期間(同じブランドのサイズ直しはサイズ直しの預かり期間は4〜6週間程度)、百貨店は1売り場の案内、町の工房は1店のチェーン溶接の例です。

料金は、頼み先の種類より店で決まります。チェーンの途中が切れたときに他店が公式サイトに載せている料金を並べると、百貨店の修理売り場の1店は7,150円(税込)、町の工房の1店は2,750円〜(税込)、宅配で受ける工房の1店は1,000円〜(税の表示なし)です。公開料金を確かめた9店の中央値は2,000円で、税込と税別が混ざった最低料金です。どれも他店の公開例で、同じ金額で直せるという意味ではありません。

ブランドの店は保証内なら無料、保証が切れた後はあるブランドの目安で3,000円〜(自社目安)です。保証が切れた後は、ブランドの目安と工房の公開例を、税込・1か所の同じ条件にそろえて見比べます。額は店ごとに違うので、種類で決めるより、次の5つを預ける前に聞いてください。

頼む前に確かめる5つ

最初の問い合わせに、次の5つの答えが文字で返ってくるかを見ます。

預ける前に聞く5つ

  1. ①料金と期間税込の額と、仕上がりの日を先に出すか写真で概算を出し、現物を見て正式な見積もりを出す
  2. ②やめたとき見積もりを見て断ったときの費用ある工房の決まり:見積もりを見て考え直す場合はその段階で返送
  3. ③修理中の補償作業中に壊れた・なくしたときの扱いある通販店の規約:店の過失で修理中に毀損・紛失した場合は同等品で代替か購入代金の範囲内で弁償
  4. ④修理後の保証同じ所がまた壊れたときの扱いある修理店の決まり:修理した箇所が壊れた・外れた等の不具合は無償で再修理
  5. ⑤受ける品他店で買った品・ブランドの品を受けるか公式サイトを確かめた工房のうち2店は、他店で断られた品も受けると書いている

料金と期間を先に出すか

品を預かる前に、税込の額と仕上がりの日を示す店を選びます。写真だけでは分からない傷もあるので、写真の概算と、現物を見た正式な見積もりの2段階になるのが普通です。ある工房は、写真で事前見積もり可(目安)としています。

急ぐなら、早く仕上げる料金を聞きます。ある工房の決まりは「当日・即日仕上げは追加料金なし」、別の工房は「当日渡しは各料金の1.5倍」です。同じ当日仕上げでも、料金の扱いは逆です。

やめたときの費用

見積もりを見て断ったときの扱いは、店ごとに違います。ある工房は見積もりを見て考え直す場合はその段階で返送とし、別の工房はキャンセル料不要・返送料は着払いで客負担としています。一方で、依頼後のキャンセル不可という店もあります。どの段階から取り消せないかを、預ける前に聞いてください。

修理中の補償と、修理後の保証

修理中に品物が傷んだときの扱いは、店の規約で決まります。ある通販店は、店の過失で修理中に毀損・紛失した場合は同等品で代替か購入代金の範囲内で弁償と定めています。ある修理店は店の責任で預かり品がなくなったり壊れたりしたとき、同等品の調達、加工代金相当額、10万円のうち最も低い額を上限に弁償するとしています。反対に、ある工房は修理中の万が一の破損は補償しないとしています。高い品や替えのきかない品は、補償の有無と上限を先に確かめます。

直した後に同じ所が壊れたときの扱いも聞きます。ある修理店は修理した箇所が壊れた・外れた等の不具合は無償で再修理としており、ある工房は修理・加工の保証期間は6か月としています。

他店で買った品・ブランドの品を受けるか

町の工房には、他店で買った品も受けると公式サイトに書く店があります。確かめた工房のうち2店は、他店で断られた品も受けると書いています。

ブランドの品は、工房でも料金が上がることがあります。ある工房の料金表には「ブランド品は追加料金がかかる」とあります。保証期間内のブランドの品を工房で直すと、ブランドの保証が使えなくなることがあります。ある修理工房も「ブランド品は販売店以外で修理すると保証が受けられなくなる」と注意しています。

百貨店の修理売り場は、他店で買った品も受ける所が多いです。ただし、売り場の中身はリフォーム専門店のことがあり、受ける品の決まりはその専門店のものです。ある百貨店の売り場はその百貨店以外で買った品も受け付け、見積もり・相談は無料としていますが、別の百貨店の売り場は他店で買った品も受けるが、シルバー・K18未満・Pt850未満・ブランド製品の修理は受けないとしています。

自分の品だといくらで直るかは、壊れた所の写真を送って工房に相談できます。

保証が残っている品は、先にブランドの店へ

保証書があるなら、先にブランドの店に聞きます。4℃は購入から1年間、通常使用での不具合は可能な限り無償で直すとしており、BLOOMも保証書提示で購入から1年以内はチェーン溶接等が無料としています。ある修理店も、修理をいちばん安心して任せられるのは購入した店で、無料や割引で直す店も少なくない(修理店の説明)と説明しています。

保証書は持っていきます。4℃では保証書がない・有効期限切れの場合は有償です。TASAKIは証明書をなくした場合、購入後1年以内の無料サービスは受けられないと案内しています。

窓口は、買った店がブランドの直営店かどうかで変わります。TASAKIは、直営店なら百貨店内・アウトレットも受付、セレクトショップ・特約店は自店販売品が基本という決まりです。4℃の決まりは「購入した店舗以外の全国の自社ブランド店舗でも修理を受け付ける」です。

ブランドの品を先に他の店で直すと、そのブランドで受けてもらえなくなることがあります。公式の決まりを確かめた4ブランド(京セラ、TASAKI、アイプリモ、ミキモト)は、どれも他社の製品を受けません。

TASAKIとアイプリモは、自社の品でも他社で一度手を入れると受け付けないと書いています。アイプリモは婚約指輪・結婚指輪のサイズ直しを無料で受けていますが、他社で一度直した品はこの無料の対象から外れます。扱いはブランドごとに違うので、ブランドのジュエリーを正規店以外で直すときで買ったブランドの条件を確かめてから動いてください。

写真で分かること、現物で決まること

修理では、どこがどう壊れたかは写真で分かります。直せる素材かどうかと、ほかに傷んだ所がないかは、現物を見て決まります。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 切れた場所(留め具の近くか、途中か)と留め具の種類
  • 爪の折れ・曲がり、石が取れた座の形
  • 刻印の文字(素材の見当)

現物で決まること

  • ろう付け(金属を溶かしてつなぐ修理)ができる素材か
  • ほかの爪や留め具のゆるみ、金属の疲れ
  • 刻印のない品の素材

ある工房は、写真で見積もりを出しても、現物を見て修理できない、または値段を直した見積もりになる場合があるとしています。同じ工房は、使っている地金によって加工の方法が変わり、見積もりも変わるとも説明しています。写真の概算は現物で変わることがある前提で、「変わったときに断れるか」を先に聞きます。

壊れた所の寄り、全体、内側の刻印の3枚で写真を送って相談すると、どの修理に当たるかの見当と概算から始められます。送るときに「他店で買った品です」「保証書はありません」と書き添えると、受けられるかの判断に要ることが最初からそろいます。

来店せずに頼むとき

指輪と鎖を分けた梱包の見本(イメージ)

宅配で頼むときは、写真で概算をもらい、品物を送り、届いた現物を見て正式な見積もりが出る順番です。ある工房は、宅配は概算見積もり→発送→現物で正式見積もりの順、送料・振込手数料は客負担としています。

配送中の事故の扱いは、店によって逆です。ある工房は配送中の破損・紛失・遅延は店では責任を負わないとし、別の工房も郵送は可能だが、郵送中の紛失・破損は負わないとしています。一方で、ある工房は発送から加工中・到着まで全工程で保険適用としています。送料・補償・送り方はジュエリーの宅配修理・郵送の頼み方で確かめてから送ってください。

持ち込む前にしないこと

切れたチェーンや取れた石を、自分で接着剤で付けないでください。ある修理店は、接着剤を使うとろう付けできなくなると説明しています。別の修理店も、瞬間接着剤は強度が足りず、後のプロの修理で金属を傷め費用が高くなることもあると書いています。

ある製作所の職人も、ハンダ・接着剤で自分で直した後に持ち込むと修理不可になるケースもあると書いています。家でしてよい手入れの線はジュエリーを自分で直せるのはどこまでかで確かめられます。

修理で直らない壊れ方と、断られる品

修理は、壊れた所を元の形に戻す作業です。爪がすり減って細くなった指輪や、輪が薄くなった指輪は、直してもまた同じ所が傷むことがあります。ある宝飾店は、メンテナンスのたびに、幅や厚みは少しずつ細く薄くなっていくと説明しています。爪のすり減りは指輪の爪の修理代と日数で石が取れる前に直す方法を、輪が薄くなった指輪は作り替えも含めてジュエリーリフォームとはで確かめてください。

刻印のない品は、素材が分からないために断られることがあります。ある修理店は、素材の刻印がない指輪は、どの金属で直せばよいか分からないため、修理を断られることがあるとしています。断られたときの理由ごとの見込みは修理・リフォームを断られた品は直せるか、サイズ直しを断られたときは指輪のサイズ直しができないときで確かめられます。

壊れ方ごとの料金

壊れ方が分かったら、作業ごとの料金を確かめます。作業ごとの公開料金の幅は工房の公開料金データでも確かめられます。

指輪

ネックレス・ブレスレット

ピアス

素材・お手入れ

困ったとき

直した後に困ったら

修理した直後に石が取れた、また壊れたときは、修理後の不具合と保証で店に伝えることを確かめられます。話し合っても解決しないときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、身近な消費生活センターや相談窓口を案内してもらえるので、そこで相談してください。

今日やること

  1. 1保証書を探す箱・取扱説明書・購入時の書類を探し、壊れた所の写真を撮る
  2. 2購入店に電話する「御社で買ったネックレスのチェーンが切れました。保証で直せますか。期間はどのくらいですか」
  3. 3写真を送って相談する保証がない・断られたときは「他店で買ったネックレスです。税込の料金と期間、修理中に壊れたときの補償、修理後の保証を教えてください」と書いて、壊れた所と刻印の写真と一緒に送る

出典