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結婚指輪・ペアリングの作り直しはできる?|サイズ違い・刻印ミス・イメージ違い・片方紛失で変わる保証と費用

更新 2026年10月25日・出典の最終確認 2026年10月25日

指輪と原型と片側が空いたケース(イメージ)

結婚指輪やペアリングの作り直しが無料で済むのは、確認した店の規定では、店のミスと、保証に書かれた場合です。保証でいう「作り直し」は、サイズ直しや修理ができない指輪を同じ商品に作り替えることです。デザインが思っていたのと違う、という理由は入っていません。

不満の種類で、無料かどうかが決まる

まず、自分の不満がどれに当たるかを決めます。無料になるかどうかと、最初に連絡する相手が、種類で変わります。

不満 無料か 最初の連絡先
サイズが合わない 期限内なら無料 購入店
刻印が注文と違う 店のミスなら無料 購入店
刻印が自分の書き間違い 有料 購入店
イメージと違う(原型の確認前) 修正は無料 購入店
イメージと違う(完成後) 有料 購入店
片方をなくした 有料(割引あり) 購入店か作った工房
手作りの出来が不満 完成後は有料 作った工房

無料で直るのは、店のミスと、期限内のサイズ直しと、完成前の修正です。それ以外は費用がかかる前提で、いくらになるかと、作り直しにかかる日数を聞いてください。

どの場合も、手元に用意するものは同じです。保証書(保証カード)、注文書や見積書の控え、店とのメールのやりとり、指輪の写真の4つです。

他の店で手を入れた指輪をどう扱うかは、ブランドのジュエリーを他店で修理してよいかで確かめてから動いてください。

サイズが合わない:作り直さずにサイズ直しで済む

サイズ違いは、サイズ直しができる作りなら、作り直さなくても済みます。結婚指輪の店は、サイズ直しを無料にする期限と範囲を決めています。

店 無料の範囲
A店(オーダー) 納品後6か月間に限り、±2号まで無料でサイズ直し
B店(結婚指輪ブランド) 購入後1年以内なら±3号まで無償
C店(セミ・フルオーダー) 小さくするのは無料、大きくするのは受け取りから1か月以内なら無料
D店(手作り) 手作り結婚指輪のサイズ直しの加工賃は2年間無料

期限は、4店のうち3店が半年以上です。いちばん短いのはC店で、大きくする直しは受け取ってすぐの期間しか無料になりません。合わないと気づいたら、その日のうちに連絡してください。1年を過ぎても無料で残るのは、4店のうちD店だけです。

指輪の作りによっては、サイズ直しそのものができません。その場合の作り直しを保証に入れている店があります。

  • ある宝飾ブランド(フェスタリア)は、サイズ直しや修理を受けられない指輪は、引き取ったうえで、できる限り同じ商品に作り直すとしていて、費用は一律11,000円(税込)です。元の指輪は引き取られます。
  • ある通販の宝飾店は、サイズ直しができないデザインの指輪について、到着から30日以内なら、初回だけ無料で新品交換です。到着から31日以上か2回目以降は、商品価格の30%で新品交換になります。

サイズ直しも交換の規定もない指輪は、どう扱われるかを購入店に聞きます。サイズ直しの料金は指輪のサイズ直しの料金と日数で、断られる理由はサイズ直しができないときで確かめられます。購入店の期限が過ぎた、または店がなくなったときの考え方は、ジュエリーの修理はどこに頼むかにあります。

作りたい物がいくらになるかは、イメージを送って工房に相談できます。

刻印が違う:注文書と比べて、店のミスかを決める

刻印が違うときは、先に注文書の控えを見て、自分が書いた文字と、指輪に入った文字を比べます。控えと指輪の文字が違うなら、店の作業ミスです。控えを持って購入店に「注文書と刻印が違うので、直してください」と伝えてください。

控えのとおりに入っていて、自分の書き間違いだった場合は、入れ直しの費用がかかることがあります。先の通販の宝飾店の規定は刻印の入れ直し・刻印消しは有料(まだ刻印のない指輪への後からの刻印は初回無料)です。

刻印を入れ直すときは、前の文字を消してから新しく彫ります。刻印消し(入っている文字を削ったり溶かしたりして消す作業)と入れ直しは、別の料金になることがあります。修理店が公開している料金の例は次のとおりです。

作業 公開されている料金
手打ち・機械彫りの刻印 10文字まで3,000円、以降1文字300円
レーザーの刻印 10文字まで7,000円(税別)、追加1文字700円(税別)

※ 手打ちとレーザーは、別々の修理店の公開料金です。刻印消しの代金は別です。

刻印を削ると、指輪の内側が少し薄くなります。何度も入れ直すより、1回で直すつもりで、新しい文字を紙に書いて店の人と確かめてください。

イメージと違う:原型の確認までに言う

高さと腕の太さが違う指輪の原型(イメージ)

イメージ違いは、どの段階で言うかで扱いが大きく変わります。オーダーの指輪は、デザイン画やCG、原型(ろうや樹脂で作った試作の型)で形を確かめる段階があります。その段階で言えば、修正で済むことがあります。ある工房の料金表では、1回目の樹脂原型と1回目のデータの修正は基本料金に含むとされています。

オーダーの指輪で、言える時期と費用
デザイン画・CGこの段階で言えば修正で済む
原型の確認確認の後は取り消しの負担が重くなる
素材で作る作り始めた後は全額の負担
完成完成後は取り消せない

修正では足りず、注文そのものを取り消すときの負担は、段階で決まっています。2店の規定は次のとおりです。

店 段階 負担
A店 注文確定から制作開始前 なし
A店 支払いから5日以内 見積額の30%
A店 支払いから20日以内 見積額の70%
A店 それ以降 見積額の100%
E店 CGの確認 見積額の40%程度
E店 精密モデルの確認 見積額の50%
E店 素材で製作 見積額の100%

※ A店は完成した後は、受け取る前でもキャンセルできないとしています。E店は、キャンセルは基本不可で、やむを得ない場合の負担として示しています。

違和感は原型の確認の場で全部伝えてください。内金(注文のときに先に払う代金の一部)を払う前に、「原型と違ったらどう直してもらえますか」と聞いて、答えをメールで控えておきます。

完成した後で「やはり別のデザインがよかった」と感じた場合は、新しく作る費用がかかります。費用を抑えたいなら、今の指輪を溶かして材料に使う方法があります。ある工房は、手持ちの指輪を溶かして作る結婚指輪の目安を1本70,000円としています。溶かせる素材と刻印の扱いは、結婚指輪のリフォームで確かめてから頼んでください。

片方をなくした:買った店の紛失の規定を先に聞く

片方だけをなくしたときは、同じ指輪をもう1本作る方法が3つあります。どこで買った指輪かで選びます。

片方だけ作り直す3つの方法

買った店で作る

  • 注文の記録から同じ形を作れる
  • ブランドなら紛失の割引が使える

他の店で写真から作る

  • 店がなくなっても頼める
  • 残った片方と色や艶を合わせてもらう

2本とも新しくする

  • デザインを選び直せる
  • 残った1本は溶かすか下取りに回せる

ブランドで買ったなら、まず買った店に紛失の規定を聞きます。3店の規定は次のとおりです。

  • 4℃:盗難・紛失時は1回限り半額で作り直し(同品番・作り直し注文時の価格の半額)
  • 結婚指輪のあるブランド:紛失時の再購入は取り扱い価格から20%OFF(結婚指輪はペアも20%OFF・デザインは選び直せる)
  • B店:同じ指輪の再制作は、いまの見積もり(税抜)の80%の価格

3店とも、紛失したときの割引の規定を持っています。

手作りのペアリングも、作った工房に記録が残っていれば同じ形で作れます。ある手作り工房は、手作り工房が制作データを保管しており、同じサイズ・同じデザイン(内側の文字も)でスタッフが作って送ることもできるとしています。別の工房も、ペアリングを1本だけ作り直す相談も受けるとしています。

買った店がなくなった、または受け付けてもらえないなら、残った片方の写真から同じ形を作る方法があります。ある工房は、他店で買った指輪でも、写真やスケッチから同じデザインで作れるとしています。紛失した片方だけを、1本から作る形です(作れないデザインもあります)。同じ工房の費用は紛失した結婚指輪の作り直しは10万円前後から(デザインで変わる)で、他店の公開例です。

写真で分かること、現物で決まること

残った片方の写真で分かるのは、形と見積もりの見当までです。色と艶をそろえるには、残った指輪を見てもらいます。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 形(甲丸・平打ち)と、石の有無・数
  • 内側の刻印の文字と書体
  • 同じ形で作れるデザインか

現物で決まること

  • 地金の品位と色味(刻印どおりか)
  • 幅と厚みの実寸、仕上げの艶
  • 新しい1本と並べたときの差

残った指輪を正面・横・内側の刻印が分かるように撮り、写真を送って相談すると、同じ形で作れるかと費用の見当を先に確かめられます。「残った片方と色と艶をそろえたい」と書き添えると、残った1本も一緒に預けて磨く案が出やすくなります。

手作りの指輪の出来が不満:作業中に言う

手作りの指輪は、作っている最中の失敗なら、その場で職人が直します。D店は、制作中に削りすぎたり形がいびつになったりしても、その場で職人が直すとしています。完成した後の作り直しは、原則として有料です。

完成後の作り直しや返金を案内している手作り工房もあります。ある工房は、デザインや着け心地に納得できないときも作り直しを相談できる(調整で済むか、改めて原型から作り直すかを工房が案内)としていて、満足できない場合の全額返金保証を用意(適用条件は事前に工房へ確認)とも書いています。返金の条件は公開されていません。何日以内か、何回までか、費用はいくらかを、作る前に聞いてください。

手作りの指輪を作り直すと、形は同じにできても、二人が手を動かして作った跡は残りません。出来のどこが不満なのかを先に決めます。

  • 表面の傷やつやの不満なら、磨き直しで済みます。料金は新品仕上げの料金で確かめられます。
  • サイズの不満なら、サイズ直しで済みます。
  • 形そのものの不満なら、作り直しか、溶かして材料に使う方法になります。

手作りとセミオーダー・フルオーダーの違いと、注文の前に聞くことは、結婚指輪をオーダーメイドで作る費用と流れで確かめてから注文してください。

作り直しは縁起が悪いか

結婚指輪を作り直すのは縁起が悪いのでは、と迷う人がいます。ある宝飾ブランドの解説には、「作り直し=縁起が悪い」といったことはないと書かれています。二人が毎日着けたい形に直すことを優先して構いません。

話がまとまらないとき

店と話し合っても解決しないときは、消費生活センターに相談できます。国民生活センターの案内では、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活相談窓口を案内してもらえるようになっています。相談の前に、相談前に約款・契約書・広告などの関係書類を集めておくよう勧めています。注文書の控え、保証書、店とのメール、指輪の写真をそろえてから電話してください。

店で注文した品は、クーリング・オフで取り消せません。岡山市の消費生活の案内は、店舗での購入にはクーリング・オフは適用されないとしています。通信販売についても、国民生活センターは通信販売には法律上のクーリング・オフ制度はない(返品は特約に従う)としています。店の規約に、店の過失の場合の決まりがないかも確かめます。ある工房は、工房の過失で破損・紛失した場合は、同等品を代わりに出すか、購入価格と送料を返金と決めています。

今日やること

  1. 1書類をそろえる保証書・注文書の控え・店とのメール・指輪の写真(刻印が読めるもの)
  2. 2購入店に連絡する「◯月に受け取った結婚指輪です。サイズが合いません(刻印が注文書と違います)。保証で直してもらえますか。期限と費用、かかる日数を教えてください」
  3. 3答えを控える無料か有料か、期限、作り直しになる場合の総額と日数を、メールでもらう

出典