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結婚指輪を今から作る|何年も経った夫婦の決め方、今の手に合うサイズ、手持ちの金を使う方法、費用の目安

更新 2026年10月26日・出典の最終確認 2026年10月25日

幅と仕上げの違う二本の結婚指輪(イメージ)

結婚して何年も経ってから結婚指輪を作るのは、遅すぎることではありません。ある工房も、結婚記念日や子どもの誕生など、節目に改めて買う夫婦もいるとしています。式の日に間に合わせる必要がない分、今の手に合う形と素材、手持ちの金やプラチナを使うかどうかを、落ち着いて決められます。

結婚前に作るのと違うこと

今から作るときに違うのは、期日・手・材料の3つです。

決めること 結婚前に作る 今から作る
いつまでに 式・入籍の日 自分たちで決める
サイズ 若いころの指 今の指と関節
材料 新しい地金 手持ちの品も使える
刻む日付 入籍日・式の日 入籍日か作った日

期日が自由な分、いつまでに作るかを先に決めないと話が進みません。結婚記念日など、二人にとって意味のある日を目標にすると、決める順番がはっきりします。

今の手に合うサイズと形

内側の丸みが違う指輪の断面見本(イメージ)

今の指が、結婚したころと同じ号数とは限りません。サイズは、今の指の一番太い所で測ります。根元より関節のほうが太い指もあります。ある工房は、関節が太い場合は、関節を通るサイズが基本としています。

関節が太い指は、関節を通るサイズにすると、根元でくるくる回ることがあります。指輪の形で、この差を小さくできます。

指の形に合わせた作り方

関節が根元より太い

  • 内側を丸くした形(内甲丸)にする
  • 関節を通るときの引っかかりが減る

幅の広い指輪にしたい

  • 普段より少し大きめの号数を選ぶ
  • 内側が丸くても、幅の分きつく感じやすい

関節が太い指について、ある工房は関節が根元より太い指には、内側の面を丸くカーブさせ、角も丸く仕上げて引っかかりを減らすと説明しています。幅の広い指輪は、別の工房の説明では幅広の内甲丸リングは、通常のジャストサイズより1〜2号大きめが基本です。

サイズは季節や時間でも変わります。ある宝飾店の説明では、1号ほど変わる(夏は大きく、冬は小さく)です。朝と夜、できれば季節を変えて何度か測り、迷ったら関節を通る側に合わせます。測り方は指輪のサイズの号数表、内側の形の違いは指輪の着け心地を変える方法にあります。

作った後のサイズ直しにも限りがあります。ある工房は、元のサイズから±3号以上の極端な変更は対応できないことがある(強度・真円が保てない)としています。これから指の太さが変わりそうなら、サイズ直しがしやすい素材と幅にしておきます。直せる幅と料金は指輪のサイズ直しの料金と日数、直せない作りはサイズ直しができないときで先に確かめられます。

毎日着ける素材

毎日着けるなら、素材は硬さと肌への合い方で選びます。ある工房は、プラチナもゴールドも、純度が高いほど柔らかく変形しやすいと説明しています。家事や力仕事で手を使う人は、純度の高すぎる地金と細すぎる幅を避けます。

肌が弱い人は、プラチナが候補になります。プラチナの広報機関は、プラチナはアレルギーを起こしにくく、毎日身に着けるジュエリーに向く(広報機関の説明)としています。ただし、起こさないとまでは書いていません。アクセサリーでかぶれたことがある人は、素材を決める前に皮膚科で相談します。

買った後にかぶれが出たときの対応を決めている工房もあり、ある工房は自社の結婚指輪について購入後に金属アレルギーが出たら、合う素材(サージカルステンレス・タンタルなど)に作り替えるとしています。素材ごとの違いは結婚指輪の素材の選び方と金属アレルギーでも着けられる指輪にあります。

作りたい物がいくらになるかは、イメージを送って工房に相談できます。

手持ちの指輪や親の指輪を使う

使っていない金やプラチナの指輪は、溶かして結婚指輪の材料にできることがあります。使えるかどうかは、素材と量で決まります。

手持ちの品 材料にできるか
K18・Pt900の指輪 受け付けの目安に入る
ホワイトゴールド 断る店がある
シルバー 断る店がある
金とプラチナのコンビ 断る店がある
チェーン 断る店がある

※ 受け付けの目安は、ある工房ではゴールドはK18以上、プラチナはPt900以上が受け付けの目安です。別の工房はPt1000・Pt999・ホワイトゴールド・ピンクゴールド・K18とPtのコンビ・チェーン類は溶かして再利用できないとしています。

ホワイトゴールドについて、ある工房は割金(金に混ぜる金属)の影響で、特に海外製のものは作り直しを受けないとしています。同じ工房では、シルバーは溶かして結婚指輪に作り直さないとされています。純度の低い金や混ぜ物の分からない品は、断られることを前提に見てもらいます。

量は足りるか

溶かして作るときは、作る指輪の重さより多い地金が要ります。ある工房の目安は、作る指輪の1.5倍くらいです。溶かすと重さも減ります。別の工房は、総重量のおよそ10%の減りを見込んで作るとしています。

仮の例:細めの指輪を1本作る仮の数字
作る指輪の重さ(細めの女性用の公開例)
3.0g
溶かして作るときに要る量の目安
× 1.5倍
手持ちの地金で要る量約4.5g

※ 男性用や幅の広い指輪は重くなるので、要る量も増えます。実際の量は工房が重さを量って決めます。

足りない分は、新しい地金を足して作れます。ある工房の料金表では、持ち込んだ地金の量によっては、追加の地金代がかかるとされています。同じ工房では、手持ちの地金だけで作れた場合の価格は2本143,000円〜、期間は約4〜6週間です。手持ちの品の地金の値打ちは、地金の価値の計算で重さと純度から出せます。

親の指輪を使う

親から受け継いだ指輪を溶かして、二人の結婚指輪にすることもできます。ある工房は、新郎の両親から受け継いだPt900の指輪を溶かし、鍛造で二人の結婚指輪を作った例を公開しています。別の工房では、母が使っていたネックレスを溶かしてシンプルな指輪にし、合計は72,360円(税込・内側の刻印を含む)でした(当時の地金代と加工代です)。

溶かすと、元の形と内側の刻印は残りません。親の指輪をそのまま残す方法と比べてから決めるなら、親の結婚指輪はどうする?で残し方を先に確かめます。溶かすときの目減りと素材の注意は、指輪を溶かして作り直すにあります。

写真で分かること、現物で決まること

手持ちの品を材料に使えるかは、写真で見当が付き、現物で決まります。ある工房も、使っていないジュエリーで指輪を作れるが、状態によっては受けられない場合があるとしています。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 内側の刻印(K18・Pt900など)から、受け付けの目安に入るか
  • 石の有無と、外す石があるか
  • 二人の号数から、作る指輪のおよその重さ

現物で決まること

  • 刻印どおりの素材か、混ぜ物(割金)に問題がないか
  • 重さを量って、足りるか・足す地金の量
  • 石の下の傷みや、ロー付け(部品をつないだ所)の有無

まず「使えるか」と「作り方の案」を知りたいなら、手持ちの品の正面と内側の刻印の写真に、はかりで量った重さと二人の号数を添えて写真で相談することができます。使えない素材だった場合は、新しい地金だけで作る案に切り替えます。

費用の目安と内訳

工房や宝飾店が公式サイトに公開しているペアの価格は、5店で15万円台から約32万円、中央値は20万円です。1本の価格を出している5店の中央値は99,000円でした。

※ どちらも他店の「〜から」の下限の値で、手作り・セミオーダー・フルオーダーが混ざります。税込・税別・税の表示なしも混ざります。石を付ける、幅を広くすると上がります。

1本の価格は、作る手間の代金と、地金の代金の合計です。地金は重さで値段が決まるので、幅が広く重い指輪ほど高くなります。

プラチナの細めの指輪1本の内訳(手作りの公開料金の例)仮の数字
基本料金
29,700円(税込)
地金代(1gあたりの単価×重さ)
Pt900 39,800円/g×3.0g
合計149,100円(税込)

※ Pt900・8号・幅2mmの女性用。ある工房の公開例で、地金の単価は相場で変わります。

素材を変えると値段も変わります。ある工房の手作りの結婚指輪では、同じ幅の1本で、K18はPt900より33,000円高くなっていました。手持ちの地金を材料に使える場合は、新しく買う地金の分が減ります。

オーダーでは、注文のときに内金を払う工房があります。ある工房は、見積もり額の約50%の内金を払ってから制作開始としています。取り消したときに内金が戻るかは、注文の前に聞きます。作り方ごとの流れと取り消しの条件は、結婚指輪をオーダーメイドで作る費用と流れにあります。

二人の好みが違うとき

結婚指輪は、二人でまったく同じにしなくても構いません。そろえる所を1つ決めて、ほかはそれぞれの手と好みに合わせます。

そろえる所と変える所

そろえる所(どれか1つ)

  • 形(丸い甲丸・平らな平打ち)
  • 仕上げ(つやあり・つや消し)
  • 内側の刻印の日付

変えてよい所

  • 幅(手の大きさに合わせる)
  • 素材(プラチナとゴールド)
  • 石の有無

セミオーダーでも、選べる項目は多くあります。ある宝飾店のセミオーダーでは、セミオーダーで選べるのは形2種・幅3種・色3種・仕上げ2種・ダイヤの有無と数(納期約2か月)です。

妻が婚約指輪を持っているなら、婚約指輪に重ねて着けられる形にする方法があります。ある工房は、すでに持っている婚約指輪に合わせて、重ね付け用の結婚指輪をオーダーで作るとしており、期間は約1ヶ月半〜2ヶ月です。同じ工房は、形の違う指輪どうしを合わせるとうまく合わないことがある、とも説明しています。注文の前に、婚約指輪の写真を正面と横から撮って見せます。

期間と刻む日付

完成までの期間は、作り方で大きく違います。ある宝飾店の案内では、既製品で2週間〜1か月程度、セミオーダーで1〜2か月程度、フルオーダーで2〜3か月程度です。工房の公開例では、手作りで通常1か月から(最短20日)、一から形を決めるフルオーダーで申し込みから3〜4ヶ月ほどでした。打ち合わせの時間は、この期間の前に足します。

フルオーダーで記念日に間に合わせる例
4か月前作り方と予算を決め、手持ちの品を見てもらう
3か月前サイズを測り、形・素材・刻印を決める
2か月前までに注文内金を払い、完成の日を確かめる
記念日受け取って着ける

※ フルオーダーの期間の公開例(3〜4か月)から逆算した段取りです。打ち合わせに時間をかけるなら、もっと前から動きます。手作りや既製品なら、短い期間で間に合う場合があります。完成の日は、注文の前に工房に聞きます。

受け取った指輪は、その日から着けて構いません。記念日に二人で着け始めたいなら、受け取りの日を記念日の前にして、サイズを確かめる余裕を持たせます。

刻む日付は、入籍した日か、指輪を作った日のどちらかにします。入籍日なら結婚の記念、作った日なら二人で指輪を持った記念になります。迷うなら、文字数の許す範囲で両方を刻む方法もあります。後から刻印を足す道もあり、ある工房は自社で作った指輪について完成後でも、記念日や子どもの名前の刻印を追加できるとしています。刻印を後から別の店で入れる場合の料金の一例は、手彫りで10文字まで3,000円、以降1文字300円です。

急がなくていいケース

指輪を作ると決めても、次の場合は注文を急がなくて構いません。

すでに持っている婚約指輪や、ほかの記念の指輪に手を入れる方法もあります。重ね付けの指輪を足すことや、今の指輪に石を足すことは、結婚10周年・20周年の記念に今の指輪をどうする?で比べられます。

今日やること

  1. 1二人の指を測る朝と夜に、関節と根元の両方を測って号数を控える
  2. 2手持ちの品を集める使っていない金・プラチナの指輪やネックレスを出し、内側の刻印(K18・Pt900など)と重さを控える
  3. 3写真を送って相談する「結婚して◯年で、結婚指輪を今から二人分作りたいです。手持ちの品が材料に使えるかと、◯月◯日までに間に合うかを教えてください」と書いて、手持ちの品の正面・刻印・重さの写真と、二人の号数を一緒に送る

出典