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ジュエリーリフォームの流れと期間|来店は何回か、完成までの日数、支払いの時期

更新 2026年10月24日・出典の最終確認 2026年10月25日

石とワックス模型と指輪の枠(イメージ)

ジュエリーの作り替え(リフォーム・リメイク)で店へ行く回数と完成までの日数は、デザインの決め方で変わります。ここで挙げる日数は、工房や宝飾店が公式サイトに出している案内の例です。

流れは、相談、見積もり、デザインを決める、形を確かめる、製作、受け取りの順です。段階ごとの日数を公開している工房(ここではA店と呼びます)の目安は次のとおりです。

A店の段階ごとの日数
相談1〜1.5時間
見積もり当日〜1週間
製作4〜6週間
受け取り仕上がりと返却品を確かめる

足すと、相談の日から受け取りまでは4週間から7週間ほどです。A店は、混む時期や特殊な素材ではさらに延びると書いています。

3つの型と来店回数

来店の回数は、どの型で頼むかで決まります。

型 来店 期間の公開例
枠の見本から選ぶ 2回 3週間
一から作る 3回以上 通常1か月半〜2か月
宅配 0回 20日から

※ 期間は、枠の見本がB店、一から作るがC店、宅配が別の店(指輪の作り替え)の公開例です。枠の見本から選ぶ作り替えは「セミオーダー」、一から作る作り替えは「フルオーダー」とも呼ばれます。

一から作る型では、デザイン画や試作品を店で確かめるたびに来店が1回ずつ増えます。形の確認を画面上の画像や郵送で済ませる店なら、一から作る型でも来店は増えません。

制作の段階だけの日数を出す店もあります。ある工房はセミオーダー2〜3週間、フルオーダー3〜4週間としていますが、デザインを決めるまでの日数は入っていません。

来店せずに頼む方法もあります。C店は来店不要・自宅で完結(写真をLINEやメールで送って相談)の形で受けています。

段階ごとにやること

形を確かめる模型と空の石座(イメージ)

各段階でやることと、決めることは次のとおりです。

  1. 1相談品物を見せ、残したいもの(石・刻印・輪)と予算、間に合わせたい日を伝える
  2. 2見積もり税込の総額と期間を出してもらう
  3. 3デザインを決める枠の見本の試着、画面上の立体の画像、手描きのデザイン画から選ぶ
  4. 4形を確かめる樹脂やろうで作った試作品で、太さや高さを確かめる
  5. 5製作と受け取り金属で作り、仕上がりと返してもらう石や枠を見比べる

相談

最初の相談は、A店の目安で1〜1.5時間です。ある宝飾店では、来店予約は1か月前から当日までです。別の店は完成品の受け取りにも来店予約を使えると案内しています。受け取りの日も予約しておくと、待たずに済みます。

持っていくのは、作り替える品物、鑑別書や保証書(あれば)、好きな形の写真です。

見積もり

見積もりに料金がかかるかを、最初に確かめます。E店では、正確な金額は無料で見積もり、内容に納得してから着手です。出るまでの日数は、A店で当日〜1週間、C店はカウンセリング後2〜3日中に納期と見積もりを知らせるとしています。

下取り(使わない金やプラチナを店が買い取り、代金から引くこと)を使うなら、その額も見積もりに書いてもらいます。

宅配で写真から出す見積もりは、概算です。ある宝飾店は宅配は品物の到着後に検査して正式な見積もりを出すとしています。一方で、見積もりは出来上がり日数とともに提示、後から追加料金なしと書く店もあります。どちらか書かれていなければ、「この見積もりから増えることはありますか」と聞きます。

費用の決まり方と見積もりの読み方は、指輪リフォームの値段にまとめています。

デザインと形の確認

デザインの決め方は3通りです。

  • 枠の見本を試着する:E店は3D画像で仕上がりを確認、試着できるサンプル枠も多数
  • 画面上の立体の画像と試作品:別の宝飾店はCAD(3D設計)の仕上がりイメージと樹脂サンプルで形・サイズ感を事前確認
  • 画像のあと原型で確かめる:C店はイメージCG・CGアニメーション → 精密なモデル型(原型)で確認してから地金で制作

原型(げんけい)は、金属で作る前に、ろう(ワックス)や樹脂で作る実物大の形です。D店は実物大のレジン模型で試着(無料)を受け、別の工房は金属を流し込む前のワックス原型の時点で確認できるとしています。

内側の刻印(名前や日付)も、デザインを決めるときに一緒に決めます。輪を新しく作ると、元の刻印はそのままでは残りません。同じ文字を彫り直すか、元の輪を生かす形にできるかを、この段階で聞きます。

受け取りと保証

受け取りの日は、仕上がりと一緒に、返してもらう石や元の枠がそろっているかを確かめます。

完成後の無料の直しは、店によって期間も範囲も違います。公開されている例は次のとおりです。

  • ある工房:リフォーム品は6か月間の無料保証、指輪のサイズ直しも6か月無料
  • 別の工房:リフォーム後の無償アフターサービス期間は1年
  • D店:サイズ直し・クリーニング等6項目が生涯無料

保証書に「無料の範囲」と「対象外」が書かれているかを、注文の前に確かめます。

手元の石でどんな形にできるかは、石と枠の写真を送って工房に相談できます。

期間の数え方と急ぐとき

公開されている期間は、数え始めの日が店で3通りに分かれます。同じ日数でも、どの日から数えるかで受け取りの日が変わります。

店 数え始め 期間
B店 申し込みの日 3週間
D店 デザインの承認 約2週間
A店 正式な注文 4〜6週間

デザインを決めるまでに何週間もかかれば、そのぶん受け取りは遅れます。連休をはさむと、さらに延びることがあります。ある宝飾店は、ゴールデンウィークやお盆、年末年始など、連休でメーカーが休む時期は約2か月としています。見積もりのときに「今日注文したら、受け取りは何月何日ごろですか」と日付で聞きます。

母の婚約指輪のダイヤを鑑定し直してから使う場合も、期間は延びます。ある工房は持ち込んだダイヤを外して中央宝石研究所で再鑑定してから作るため、通常より期間が長くなると案内しています。

支払いと取り消し

注文のときに先に払う一部の代金を、内金(うちきん)と呼びます。ほかの工房や宝飾店のうち、支払いの時期を公式サイトに書いた7店を数えると、次の3つの型に分かれました。

支払いの時期の3つの型

受け取りのとき

  • 7店のうち2店
  • 仕上がった品を渡すときに払う

注文時に半額

  • 7店のうち2店
  • 残りは完成後に払う

先に全額

  • 7店のうち3店(D店を含む)
  • 払った後に加工が始まる

受け取りのときに払う型の2店は、それぞれ「精算は仕上がり品のお渡し時」「支払いは商品のお渡し時」としています。ただし後者は、オーダーメイドでは内金を求める場合があると書いています。半額の型は、1店が成約時に費用の半額を支払うとし、もう1店が見積もり金額の50%を内金として払い、完成後に残金を払うとしています。先に全額の型の3店は、「見積額を前金で支払ってから加工開始」「確定見積もりで請求し、入金後に製作」「オンライン依頼は加工前に決済」としています。

カードで払うなら、手数料も聞きます。受け取りのときに払う型の1店では、クレジットカードを使うと支払い総額の5%の手数料がかかります。

取り消しの条件は、段階が進むほど厳しくなります。ある宝飾店は注文内容を決めた後の変更は原則として断り、やむを得ず変える場合はそれまでにかかった費用を客が負担するとしています。C店の決まりは、キャンセルは基本不可。CG確認後40%、精密モデル確認後50%、素材で製作後100%を負担です。

先に多く払うほど、途中でやめたときの負担は大きくなりえます。内金を払う前に「どの段階まで取り消せますか。取り消すといくらかかりますか」と聞き、答えをメールで残します。

写真で分かること、現物で決まること

写真で分かるのは、どの型で作れそうかと、見積もりの見当までです。期間と総額は、品物を見てから決まります。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 枠の見本から選べそうか、一から作るか
  • 石の数と留め方、残したい刻印の有無
  • 来店が要りそうな段階

現物で決まること

  • 石の欠けや、外して使えるか
  • 地金の重さと下取りの額
  • 確定した総額と、受け取りの日

どの型になりそうかと日数の見当を先に知りたいなら、正面・横・内側の刻印の写真と、間に合わせたい日付を添えて写真で相談することができます。そのうえで来店の回数と予定を決めれば、何度も足を運ばずに済みます。

作り替えの流れに乗らなくていいケース

サイズだけなら指輪のサイズ直しの料金、チェーンの切れはチェーン修理の料金で確かめられます。立て爪の婚約指輪を普段使いにしたいなら、立て爪の婚約指輪のリフォーム費用で作り方ごとの値段を先に見ておきます。

今日やること

  1. 1型と日付を決める枠の見本から選ぶか、一から作るかと、間に合わせたい日付を決める
  2. 2写真を撮る正面・横・内側の刻印を撮り、残したいもの(石・刻印・輪)に印を付ける
  3. 3支払いと取り消しを聞く「内金はいつ、いくらですか。どの段階まで取り消せますか。今日注文すると受け取りはいつですか」と聞き、答えをメールで残す

出典