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K10・K14の指輪・ネックレスは修理できる?|K18との違い・料金・断られる作り

更新 2026年10月25日・出典の最終確認 2026年10月25日

切れ目のある細い指輪と鎖(イメージ)

K10・K14の指輪やネックレスのサイズ直し・切れた所の修理は、受ける店も断る店もあります。金の割合が低いぶん硬くて割れやすいとされ、店の考え方で答えが分かれます。1店で断られても、K10だから直せないとは限りません。

直しにくいと言われる理由

K10・K14は、金以外の金属(割金:わりがね)が多い分、K18より硬いとされます。ある修理店は、理屈では24金・18金・10金の順に硬くなると説明しています。

硬い金属は、曲げたり伸ばしたりすると割れやすくなります。ある工房は、K10についてK10は硬く、無理に力を入れると割れるとしています。

溶接の温度合わせも難しくなります。ある修理店は、ろう付けはK10かK18かで火の温度を微調整するとしています。熱を加えた所の色が変わることもあり、ある宝飾店は「K10は加工で熱を加えると、さび色に変色することがある。K18より硬くもろく割れやすい」としています。

そのため、店によって答えが分かれます。ある宝飾店は、K10は純金の含有率が低く溶接が難しいとして修理を断る店があると書いています。別の宝飾店は、K10のネックレス・ピアスも扱っており、修理もできるとしています。

料金:他店の公開例でK18と並べる

下の表は、工房や修理店が自分のサイトに出している料金を集めたものです。K10の行を別に出している店は少なく、件数は多くありません。K14を分けて出している料金は、確かめた店には見当たりませんでした。

作業 K10の公開例 K18・プラチナも含む公開例
チェーンの切れ(1か所) 3,000円(3店の中央値) 2,000円(9店の中央値)
指輪のサイズ直し 5,000円+消費税〜(K10・石なし)(1店) 2,500円(小さくする・8店の中央値)

※ どれも「〜から」の最低額か実例の額です。税込・税別・税の表示なしが混ざります。

チェーンの切れは、K10の中央値のほうが千円高く出ています。ただ、K10は3店だけで、税の条件もそろっていません。K10だから大きく高くなる、とまでは言えません。ある工房の料金表は、サイズ直しの基本料金はK18・K14・K10・プラチナで同じです。

実際の支払いは、基本料金に足す地金や石付きの加算が入ります。ある工房がK10の指輪を13号から14.5号に大きくした2016年の実例は、地金代や石付きの加算を含めて8,050円(税別)でした。他店で断られたK10の指輪の切れを直す料金は、ある宝飾店の公開例で7,700円(税込)〜(K10リングの切れ修理)です。

K18のサイズ直しの料金の決まり方は指輪のサイズ直しの料金、チェーンの切れ方ごとの料金はネックレスのチェーン修理で確かめられます。

自分の品だといくらで直るかは、壊れた所の写真を送って工房に相談できます。

足す地金がK18になると色が変わる

色の異なる地金を足した見本(イメージ)

K10の指輪を大きくするときや、切れた所を補うときは、地金を足します。K10の地金を置いていない店は、K18を使うことがあります。ある宝飾店は、K10の地金を置いていないため、盛る部分にはK18を使うとしています。

K18はK10より金が多いので、色が少し違います。ある工房は、K10の指輪のサイズ直しで「18金イエローゴールドで代用し、色に微妙な違いが出ました」と書いています。チェーンでも、ある工房は10金は溶ける温度が低く修復が難しいため、18金で丸カンを作って溶接としています。

逆に、溶接に使う金属(ロウ材)の金の割合が本体より低いと、つなぎ目の色が変わります。ある工房は「本体より品位の低い地金(ロウ材)を使うと、その部分の色が変わる」としています。色の差が気になるなら、「足す地金とロウ材は何金を使いますか」と聞いてください。

受けにくい作り

K10・K14の中でも、次の作りは断られやすく、費用もかかりやすくなります。

中が空洞の安いチェーンは、直す見積もりと同じ長さの新品の値段を比べてから決めます。思い出の品でなければ、買い直したほうが早いこともあります。断られたあとの手はサイズ直しができないと言われたときにあります。

購入店の保証を先に見る

買ってから日が浅い品は、購入店の修理の保証が残っていないか先に確かめます。通販やブランドのK10品には、一定期間の修理保証を付けているものがあります。保証書か購入時のメールを探し、期間内なら購入店に聞くのが先です。

変色と新品仕上げ

K10は、K18より変色しやすいと書かれることがあります。ただ、ある修理店は10金も18金も、変色しているものは見ていない(2〜4年の範囲)としています。黒ずみの原因の1つは、温泉などの硫黄です。K10のジュエリーを扱う店は「温泉の硫黄が割金の銀・銅と反応し、くすみや黒ずみの原因に。新品仕上げで磨き直し可」と注意しています。

くすみや細かい傷は、新品仕上げ(表面を磨いて光らせる作業)で目立たなくできます。指輪の新品仕上げは、他店の公開料金で確かめた6店の中央値が2,100円でした(最低額・税の表示はまちまち)。磨くと表面が少し削れるので、刻印を残したいなら「刻印のところは磨かないで」と伝えます。条件は指輪の新品仕上げにあります。

溶かして作り直せるか

K10・K14を溶かして新しい指輪の材料にするのは、受けない工房があります。ある専門店は、溶かして作る加工をK18以上・Pt850以上に限り、異なる金種を混ぜて加工することはできないとしています。別の工房も「綺麗に溶かせるのはPt950・Pt900・Pt850・K18WG・K18YG。混ぜると品質低下・溶接不良のおそれ」としています。「K14以下は仕上がりが綺麗にならない可能性があり要相談」とする工房もあります。

K10の指輪をK18の指輪と一緒に溶かして1本にする作り方も、品質が落ちるおそれがあるとされます。作り替えるなら、石や形を生かして地金を新しく用意する案も聞いてみます。手元のK10・K14の地金としての目安は、地金の価値の目安で刻印と重さから計算できます。

写真で分かること、現物で決まること

写真で分かるのは、どの作業になるかの見当までです。直せるかと色の差は、現物を見て決まります。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 刻印(K10・K14・PGなど)
  • 切れた所が留め具の近くか途中か
  • 模様や石の位置

現物で決まること

  • 割れの深さと、溶接に耐えるか
  • チェーンが中空か
  • 足す地金の色の差

刻印と壊れた所が写っていれば、サイズ直し・切れた所の修理・作り直しのどれになるかを写真で相談することもできます。色の差を避けたいかどうかも書き添えます。

今日やること

  1. 1刻印を確かめる内側や留め具の近くの「K10」「K14」「10K」などの文字を見る
  2. 2保証を探す保証書・購入時のメールで、購入店の修理の保証が残っていないか確かめる
  3. 3壊れ方を撮る切れた・割れた所を近くから、品の全体を少し離れて撮り、「足す地金とロウ材は何金か」も一緒に聞く

出典