K18と750は、同じ「18金」を表す2つの書き方です。K18は金の割合を24分の18で、750は1000分の750で表していて、どちらも金が75%以上入った金合金という意味になります。
指輪の内側の刻印の見本数字は仮
- ①K18金の種類と割合K18でも750でも同じ18金。18Kと数字が先なら海外式の書き方
- ②WG色の記号WGは白、PGはピンク、YGは黄色。GPなら金メッキ
- ③◇の中に750と日の丸造幣局の証明の印あれば、第三者が金の割合を確かめた品物
- ④見慣れないマーク・小数作った会社の印・石の重さマークは買った店か作った会社に聞く。0.30のような小数は石の重さ(カラット)で、金の量とは関係ない
数字の読み方
刻印の数字は、金が最低でもどれだけ入っているかを表します。Kの付く数字は24分率、3桁の数字は千分率で、次のように対応します。
| 24分率 | 千分率 | 金の割合 |
|---|---|---|
| K24 | 999 | 99.9%以上 |
| K22 | 916 | 91.6%以上 |
| K18 | 750 | 75%以上 |
| K14 | 585 | 58.5%以上 |
| K10 | 416 | 41.6%以上 |
| K9 | 375 | 37.5%以上 |
※ 日本ジュエリー協会の表示規定と造幣局の説明にある対応です。K18(750)の金の割合は750‰以上833‰未満の範囲です。古い品の「417」はK10の以前の表示で、造幣局は金製品の品位「417」は「416」と表示するようになった(証明する品位は同じ)と説明しています。
K18と打たれていても、それは作った会社や売った店が打った表示です。造幣局はK18とだけ刻印のある金製品は、造幣局で品位を証明したものではないと説明しています。第三者が確かめた印が欲しいなら、日の丸とひし形の数字(造幣局のホールマーク)を探してください。ホールマークは任意の制度なので、無くても偽物という意味ではありません。
隣の記号
K18の前後に付く英字は、色・メッキ・作った会社のどれかを表しています。どれに当たるかで、修理の頼み方が変わります。
| 隣の記号 | 意味 | 金の量 |
|---|---|---|
| YG・PG・WG | 金合金の色 | K18と同じ |
| RHP | ロジウムメッキ | 本体はK18 |
| GP(K18GP・18KGP) | 金メッキ | 表面だけ |
| GF(K18GF) | 金張り | 張った板だけ |
| 会社やブランドの印 | 作った会社・売った店 | 割合とは無関係 |
造幣局の説明では、金の品位が同じなら、ホワイトゴールドもピンクゴールドも同じホールマークになります。ホワイトゴールド(WG)は、金に主にパラジウムなどを混ぜて白くした金合金で、白金(プラチナ)とは別の金属です。
K18GPの「K18」は表面のメッキの色を表していて、中身は別の金属です。メッキの品を直せるか、売れるかは18KGPとはで確かめられます。
「18K」のように数字が先に来る刻印は、海外式の書き方です。ただし、あるチェーン修理の店は、刻印が「18K」のように数字が先にくるものは、表示と中身が違うことがあり、受けられない場合があると書いています。
手元の品で何ができるかは、写真を送って工房に相談できます。
K18とK10の違い
K10は金の割合が4割ほどで、残りは別の金属です。普段使いでは大きな差はないと書く修理店もありますが、修理の場面では違いが出ます。
K18(750)
- 金が75%以上
- 同じデザインのチェーンでK10の約2倍の値段(修理店の比較)
- サイズ直しの基本料金はK10と同じ(ある工房の料金表)
K10(416)
- 金が41.6%以上
- 硬く、無理に力を入れると割れる(ある修理店の説明)
- 足す地金がK10でそろわず、色が少し違った実例がある
あるチェーン修理の店の説明では、硬さは理屈では24金・18金・10金の順に硬くなるとされています。変色についても同じ店は、理屈ではK10が不利でも10金も18金も、変色しているものは見ていない(2〜4年の範囲)と書いています。
修理で差が出るのは、熱をかける作業です。同じ店は、ろう付けはK10かK18かで火の温度を微調整すると説明しています。刻印と中身が違うと、この温度が合わなくなります。
K10の指輪を13号から14.5号に伸ばした修理店の実例は8,050円(税別)でした。この実例では、足す地金を18金イエローゴールドで代用し、色に微妙な違いが出ました。K10の指輪のサイズを大きくするなら、足す地金の種類と色の差を先に聞いてください。
修理・サイズ直しの公開料金
ある工房の料金表ではサイズ直しの基本料金はK18・K14・K10・プラチナで同じで、K18イエローとプラチナを同じ基本料金にしています。下の2店の料金表も同じです。料金が上がりやすいのはホワイトゴールドです。他店が公式サイトに載せている料金表から、2店の例を並べます。
| 他店の料金表 | K18・プラチナ | K18WG |
|---|---|---|
| 宝飾店A(税込) | 3,300円〜 | 5,500円〜 |
| 宝飾店B | 4,500円〜 | 6,000円〜 |
※ 公式サイトの料金表を2026年10月24日に確かめた額です。宝飾店Bは税込か税別かの記載がありません。どちらも最低の料金で、幅・石・デザインで上がります。サイズ直しの料金の決まり方は指輪のサイズ直しの料金にあります。
ホワイトゴールドは、表面の白いロジウムメッキを、サイズ直しのあとにかけ直します。ある工房は、料金表でK18WGにはサイズ直しのあとロジウムメッキを勧めるとしています。公開例は、ロジウムメッキと仕上げ直しで3,000円、別の店の再メッキで3,000円(ともに税別)です。
サイズ直しで刻印は残るか
刻印は、多くの場合残ります。ある宝飾店は刻印のない位置で切るため多くの場合は刻印を残せると説明しています。ただし内側を削って大きくする方法では、刻印が消えて打ち直しが要ることがあります(別の宝飾店の説明)。残したい刻印があるなら、頼むときに「刻印を残してほしい」と伝えてください。
ほかの作業の公開料金は料金データで、サイズ直しを断られたときの次の手はサイズ直しができないときで確かめられます。
写真で分かること、現物で決まること
刻印の写真で分かるのは、表示の読み方までです。表示どおりの金かどうかと、地金としての値段は、現物を調べて決まります。
写真で分かること
- K18か750か、色の記号(WG・PG)とメッキの記号(GP)
- ホールマークの有無と、会社の印の有無
- サイズ直しで刻印にかかる位置か
現物で決まること
- 本当にK18か(刻印だけでは決まらない)
- 重さと、地金としての目安の額
- ホワイトゴールドのメッキの残り具合
刻印と今のサイズが分かれば、写真を送って相談するだけで、メッキ代を含めた総額の見当が付きます。
本物か確かめる

刻印だけで本物かどうかは決まりません。磁石・色・重さで、本物だと言い切ることもできません。
確かめたいなら、蛍光X線分析(X線を当てて金属の成分を調べる方法)を頼みます。品物を傷つけない分析の公開料金は、1か所1,100円(税込)、1件700円〜(税の記載なし)です。
刻印が無い・読めない品物なら、確かめ方と、修理や下取りで何が変わるかを刻印がない金は本物かで確かめてください。
K18の重さと値段
K18の品物の地金としての値段は、重さと1gあたりの価格で決まります。ある地金商が公表したK18製品の買取の価格は16,120円(K18製品・造幣局・他社刻印・1g・2026年10月24日に確認)でした。この価格は毎日変わります。
手元の指輪やネックレスの重さを量れば、地金の価値の目安計算で、その日の価格での目安を出せます。石の付いた品物は石の重さが入るので、目安は実際より高く出ます。
刻印の記号をほかにも引きたいときは刻印図鑑を、直すか作り替えるか迷うときはジュエリーリフォームとはを見てください。
今日やること
- 1刻印を撮るスマホの拡大で内側を撮り、K18・750・隣の記号を書き出す
- 2記号を引くWG・GP・会社の印のどれかを上の表で確かめる
- 3写真を送って相談する「K18WGの指輪のサイズ直しです。メッキ代を含めた税込の総額を教えてください。刻印は残りますか」と書いて、正面・横・刻印の写真と一緒に送る
