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形見の指輪をネックレスにする費用|チェーン込みの公開例・指輪ごと下げる方法・元の枠の返却

更新 2026年10月24日・出典の最終確認 2026年10月25日

鎖に通した指輪と一粒のトップ(イメージ)

形見の指輪をペンダントにする費用は、飾り部分の代金とチェーンの代金の合計です。元の枠を下取り(店が元の金属を買い取り、代金から引くこと)に出すと、その額が引かれます。

店の料金表は、税込か税別か、チェーン込みか、下取りを引いた後かがそろっていません。見積もりは「チェーン込み・下取り前・税込」の総額に直して読みます。

公開されている料金の例

工房や宝飾店の公式サイトで、プラチナの指輪をペンダントにした実例を確かめました。チェーン込み・下取り前の総額を税込で出していたのは次の2件です。どちらも他店の公開例で、同じ金額で作れるという意味ではありません。

公開例 飾り部分 チェーン 合計
公開例1 19,800円 37,000円 56,800円
公開例2 59,400円 42,900円 102,300円

※どちらも税込・下取り前。店が「実際に作ったときの価格」として載せた例で、地金の相場で変わります。

2件とも、チェーンの代金が総額の大きな部分を占めています。公開例1では、チェーンが飾り部分より高くなっています。チェーンだけの公開価格は、ほかの店も含めて11,370円から42,900円でした。

飾り部分だけの「〜から」の価格は、ほかに4店が22,000円から44,000円の範囲で出しています。チェーンは別で、税込と税別の店が混ざり、石の大きさで変わると書く店もあります。最低料金なので、実際の見積もりはこれより上になることがあります。

何を残すかで方法を選ぶ

石のある指輪をペンダントにする方法は、石を外して新しい飾りに留め直す方法と、指輪の形のまま首から下げる方法の2つです。指輪のどこを残したいかで選びます。

石を使うか、指輪ごと下げるか

石を外して新しい飾りに留める

  • 残るのは石だけ
  • 小さく軽く、毎日着けやすい
  • 元の枠は返却か下取りを選ぶ

指輪の形のまま下げる

  • 輪・刻印・石留めが残る
  • 「バチカン」(チェーンを通す金具)を付ける
  • 金具とチェーンの代金がかかる

公開例2の店が指輪の形のまま下げた実例では、バチカンの代金が30,800円、チェーンを含めた総額が176,220円(いずれも税込)でした。この総額の多くはチェーンの代金です。細いチェーンや手持ちのチェーンにすれば、総額は変わります。

立て爪(石を高い爪で持ち上げて留めた形)の婚約指輪から石を外すなら、普段使いの指輪に作り替える道もあります。指輪で残すかペンダントにするかで迷っているなら、立て爪の指輪をリフォームする費用と見比べてから決めてください。

石のない指輪の場合

結婚指輪のように石のない指輪は、外す石がありません。選べるのは次の3つです。

  • チェーンに通して下げる(加工はしない)
  • バチカンを付けて下げる
  • 溶かして、新しいペンダントの材料に使う

溶かすと、内側の刻印も輪の形も残りません。溶かす方法の費用と注意は指輪を溶かして作り直すで確かめられます。手持ちのチェーンを使うなら、留め具が弱っていないかも見ておきます。切れや留め具の傷みがあればチェーン修理の料金を先に確かめてください。

自分の品を何に作り替えられるかは、写真を送って工房に相談できます。

下取りか、返却か

空の指輪枠と地金片と返却用の袋(イメージ)

元の枠(指輪の金属部分)を手元に残したいなら、返却を選びます。下取りに出した枠は戻りません。指輪1本の枠の下取りの公開例は6,900円から23,000円で、地金の重さと相場で変わります。

返却に応じた実例もあります。ある宝飾店は、立て爪の指輪をネックレスにした例で元の枠を客の希望で返し、支払いは82,500円(税込)でした。下取りを前提に案内する店もあるので、最初の連絡で「返却で」と伝えます。

見積書で確かめる欄

  1. ①飾り部分素材・石留め・仕上げ一から作る案と見本から選ぶ案が出たら、同じ素材で比べる
  2. ②チェーン新しく買うか手持ちか手持ちを使うなら、留め具と太さが合うかを見てもらう
  3. ③元の枠下取り・返却・材料に使う「返却で」の見積もりも出してもらう
  4. ④支払額税込の総額と下取りの額下取りの額は、引く前の総額と分けて書いてもらう

元の金属を溶かして新しい飾りの材料に使ってほしい場合は、下取りとは別の頼み方です。「この指輪の金属を材料に使えますか。使わない分は返してもらえますか」と聞きます。

写真で分かること、現物で決まること

写真で決まるのは方法と見積もりの見当までです。石の状態と地金の量は、現物を見てから決まります。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 石の数と留め方(爪か、金属で包む形か)
  • 輪の幅と、刻印の有無
  • 石を外すか、指輪ごと下げるかの候補

現物で決まること

  • 爪の下の石の割れ・欠け
  • 地金の重さと、下取りの額
  • 刻印どおりの素材か

石を枠から外すと、そこで初めて傷が分かることがあります。ある宝飾店は、エメラルドについてエメラルドは爪の下に割れ・欠けが隠れている場合があり、外してみないと分からないと説明しています。そのため、写真の段階の見積もりは、現物を見て変わることがあります。

まず方法の候補と見当の金額を知りたいなら、正面・横・内側の刻印の写真で相談することができます。そのとき「石・輪・刻印のうち、どれを残したいか」を書き添えると、残す前提の案が出やすくなります。

石を外す作業の料金や、外した石が本人のものか確かめる方法は指輪の石外しの料金にあります。

期間と預け方

完成までの期間は、ある店の例で7〜8日、別の店の案内で2週間から2か月です。四十九日や一周忌などに間に合わせたいなら、その日付を最初に伝えて、間に合うかを聞きます。

宅配で預けるなら、配送中と加工中に保険がかかるかを先に確かめます。ある宝飾店は発送から加工中・到着まで全工程で保険適用としています。やめたときの費用も先に聞きます。ある工房では加工しない場合の返送料は客負担で、別の店ではセミオーダー・フルオーダーは発注後キャンセル不可です。取り消せない注文は、原型やCGで形を確かめてから決めてください。

相談から受け取りまで
写真を撮る正面・横・内側の刻印。残したい所に印を付ける
見積もりをもらうチェーン込み・下取り前・税込の総額と期間
条件を書面で決める返却するもの・石が割れたとき・取り消しの条件
受け取る仕上がりと、返ってきた枠や石を見比べる

作り替えを急がなくていいケース

身につけたい気持ちと、元の形を残したい気持ちで迷っているなら、注文は保留にします。見積もりと説明を受け取る段階で止めて構いません。

家族で遺品をどう分けるかから決めるなら、形見のジュエリーをどうするかが先です。自分の指で着けたいなら、作り替えではなくサイズ直しを頼みます。断られたら指輪のサイズ直しができないときへ。

今日やること

  1. 1指輪を撮る正面・横・内側の刻印を撮り、石・輪・刻印のうち残したいものを決める
  2. 2総額の出し方を決めて聞く「チェーン込み・下取り前・税込の総額と、元の枠を返却した場合の総額を教えてください」と書く
  3. 3割れと取り消しを聞く「石を外して傷が見つかったら作業を止めて連絡をもらえますか。見積もり後にやめる場合の費用はいくらですか」と聞く

出典