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還暦祝いに手持ちの指輪をリフォームして贈る|ルビーを足す・入れる費用、内緒で進めるか、サイズと刻印、祝いの日からの逆算

更新 2026年10月25日・出典の最終確認 2026年10月25日

赤い石の指輪と贈り物の箱(イメージ)

還暦の祝いにジュエリーを贈るなら、新しく買わなくても、手持ちの指輪に手を入れる方法があります。今の指輪にルビーを足す、中の石をルビーに替える、手持ちの石で指輪を作り直す、指輪をペンダントにする、の4つです。

還暦の祝いの色は赤です。ある暦のサイトは、還暦は赤、古希は紫が一般的な祝い色とし、祝い色は地域や家庭で異なる場合があるとも書いています。赤にこだわるかは家族で決めて構いません。古希なら、同じ考え方で紫の石を選びます。

4つの方法と費用

どれを選ぶかは、今の指輪の形を残したいかで決まります。金額は工房や宝飾店が公式サイトに載せた料金と実例で、同じ金額で作れるという意味ではありません。

方法 公開料金・公開例 条件 今の指輪
ルビーを1石足す 工賃6,000円 1店の料金表。石代別・税の表示なし 形が残る
中の石をルビーに替える 作業代5,000円(税別) 1店の料金。石代別 枠が残る
手持ちの石で指輪を作り直す 54,000円から110,000円 7店の最低価格。税込と税の表示なしが混在 石が残る
ルビーの指輪をペンダントに 15,000円(税別) 1店の実例。チェーン別 石と飾りが残る

作業ごとの公開料金は、工房の公開料金データでも確かめられます。

ルビーを足す・入れる

小さな赤い石と追加用の石座(イメージ)

今の指輪をそのまま使い、輪の部分に小さなルビーを1石埋め込む方法です。形も刻印も残るので、母が毎日着けている指輪にも向いています。

ある修理店の料金表で、天然ルビーを1石足す工賃
色石の石留めの基本料
4,000円
天然ルビーなどの加算
2,000円
工賃の合計6,000円

※ 税の表示なし。石の代金は別です。

※ 指輪の内側に留めるなら、さらに2,000円が加わります。

この店は、色石はダイヤより割れやすいため、基本料を高くしています。石代は、ある指輪の工房のオプションでルビー1石4,500円(税込)です。これはその工房で作る指輪の料金なので、手持ちの指輪に足すときの石代は見積もりで確かめてください。参考までに、小さなダイヤを1石足す料金は、公開例3店の中央値で5,500円(石代込み)です。

内側に留めて、普段は見えない形

輪の内側に石を留めると、着けているときは見えず、外したときだけ赤が見えます。ある工房の公開事例には、指輪の内側に両親の誕生石を入れて、母の還暦祝いの指輪にした例があります。仕事で飾りのある指輪を着けられない人や、派手にしたくない人に向きます。内側は輪の厚みの中に石を収めるので、薄い指輪では断られることがあります。

足せない指輪

細い指輪や薄い指輪には、石を埋め込めないことがあります。結婚指輪を作る工房は、埋め込みには「石の直径+1.0mm」の指輪幅が目安(1.0mmの石なら幅2.0mm程度)としています。厚みについても、埋め込みには指輪の厚さが最薄で1.2mm程度必要としています。足せるかどうかは、指輪の真横の写真で見当がつきます。

中にダイヤやほかの石が留まっている指輪なら、その石をルビーに替える方法もあります。今の石と縦・横・深さがほぼ同じルビーなら、枠のまま付け替えられます。決め手は指輪の石だけ交換できる?にあります。外した元の石は返してもらうよう、最初に伝えてください。

自分の品を何に作り替えられるかは、写真を送って工房に相談できます。

ルビーか、ガーネットか

赤い石は、ルビーとガーネットが候補です。毎日着ける指輪に足すなら、傷つきにくいルビーを選びます。

石 硬さ(モース硬度) 気をつけること
ルビー 9 割れを埋めた石は拭くだけ
ガーネット 6.5〜7.5(種類による) スチームの洗浄は勧めない

※ 硬さと注意は、宝石の研究機関GIAの日本語の手入れの案内から。数字が小さいほど傷つきやすい目安です。

ルビーには、ひびや割れを鉛ガラスで埋めた石があります。GIAの手入れの案内では、割れを埋めた石や染めた石は「充填・染色品は湿った布で拭くだけ」とされています。処理された石なら、仕上げの洗浄をどうするかも工房に聞いてください。手持ちのルビーを使うなら、鑑別書(石の種類と処理を書いた書類)があれば一緒に見せてください。石ごとの加工の注意は宝石別の加工可否×料金の表にあります。

手持ちの指輪を作り直す

指輪の形を変えたいなら、手持ちの石や地金を生かして作り直します。工房の公開事例を、何を何にしたかで並べると次のとおりです。

元の品 作り直した形 残したもの
還暦に贈られたルビーの指輪と結婚指輪 1本の指輪 ルビー・ダイヤ・地金
シルバー枠のルビーの指輪 プラチナの枠の指輪 ルビー
ルビーの指輪 ペンダント ルビーと飾りの部分

1つ目の例は、還暦の祝いに贈られたルビーの指輪と、長年使った結婚指輪を1本にまとめたと工房が書いています。石だけでなく、元の指輪のプラチナもすべて溶かして使ったとも説明しています。溶かした指輪は元に戻せないので、2本を1本にするなら、持ち主の了承が欠かせません。2本を1本にまとめる方法は2つの指輪を1つにリメイクするにあります。

2つ目の例は、ある工房の掲載当時の実例で85,000円(税別)でした。3つ目は、輪の部分を切り取って金具を付けた例です。同じ工房は、切り取った腕の部分は下取りして安くなるとしています。

作り直しの費用は、枠の加工代に地金代と石代を足し、下取りを引いて決まります。その読み方は指輪のリフォームの値段にまとめています。母の誕生石や、祖母から譲られた小さな色石の指輪なら誕生石の指輪のリフォーム、夫婦の結婚記念日なら結婚10周年・20周年の記念に今の指輪をどうする?へ。

親の指輪を内緒で預けてよいか

親が持っている指輪を作り替えるなら、内緒にせず、持ち主に話してから預けます。理由は2つです。

  • 溶かす・切る・石を外す作業は、元に戻せない
  • 預けているあいだ、指輪が持ち主の手元からなくなる

預ける期間は、枠の見本から選ぶ作り方である店の通常3週間、一から作るとある工房で通常1か月半〜2か月です。毎日着けている指輪なら、その間に気づかれるおそれがあります。

話してから進めるか、内緒で進めるか

持ち主に話してから進める

  • 親が毎日着けている指輪
  • 婚約指輪・結婚指輪など思い入れのある指輪
  • 祝いの日に「作り替えを贈る」と伝え、形を一緒に決める

内緒で進めてもよい

  • 親がしまったまま使っていない指輪
  • もう一方の親(配偶者)が了承している
  • 自分が譲り受けた指輪を作り替えて贈る

内緒で進めるときも、預ける前に写真だけで見積もりを取れば、指輪を持ち出す期間を短くできます。ある工房の作り替えの案内は「来店不要・自宅で完結(写真をLINEやメールで送って相談)」です。形と総額が決まってから預けてください。

サイズが分からないとき

今の指輪を作り替えるなら、サイズの心配はほとんど要りません。親が今その指輪を着けているなら、その指輪の大きさがそのまま寸法になります。作り替えで号数を変えたいときだけ、相談のときに伝えます。

新しい形の指輪にするなら、普段着けている指輪から測ります。ある宝飾店は、普段使っている指輪を少し借りて、内径をなぞって記録するのが最も確実としています。糸や紙を指に巻く方法については、同じ店が「糸や紙を巻いて測る方法は、むくみで誤差が出やすい」としています。号数と内径の対応は指輪のサイズ号数表、号数を変えたときの地金の増減は号数と地金の増減計算で確かめられます。

渡した後に合わなければ、仕上がり後の保証でサイズを直せる店があります。ある工房はリフォーム品は6か月間の無料保証、指輪のサイズ直しも6か月無料、ある専門店はリフォーム後の無償アフターサービス期間は1年としています。注文の前に、受け取った後のサイズ直しが無料か、何号まで直せるかを聞いてください。サイズがどうしても分からないなら、ペンダントにすればサイズを気にせず贈れます。

刻印を入れる

祝いの年や日付、家族からの一言は、指輪の内側に刻印で入れられます。内側に10文字なら、手打ちで2,000円から3,000円、レーザーで3,300円から8,000円が他店の公開料金の幅です。

作り替えるなら、刻印は作り替えと同じときに頼みます。刻印だけを頼むと、ある店では刻印のみの依頼は追加諸経費1,000円がかかるからです。刻印だけを後から入れる期間は、公開している2店で3営業日から7営業日です。

入れる文字の例は「KANREKI」と祝いの日付や、「60th Happy Birthday」です。漢字・ひらがなを入れたいならレーザーにします。入れ方の違いと料金は指輪に後から刻印を入れる料金にあります。

写真で分かること、現物で決まること

写真で決まるのは、4つの方法のうちどれが選べるかと、見当の金額までです。石が留まるかどうかの最終の判断と、地金の量は現物で決まります。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 輪の幅と厚みの見当(真横の写真)
  • 今の石の留め方と、替えられるかの候補
  • 刻印の有無と、残せるか

現物で決まること

  • 石を埋め込める厚みが本当にあるか
  • 今の石のひび・欠け
  • 地金の重さと、下取りの額

手持ちの指輪の正面・真横・内側の写真に祝いの日付を添えて写真で相談すると、間に合う方法と見積もりが分かります。持ち主に話す前に見当だけ知りたいときも、写真の段階なら指輪を預けずに済みます。

祝いの日から逆算する

渡す日を先に決めます。ある宝飾店は、満60歳の誕生日か、家族が集まる還暦の祝いの席で渡すとしています。誕生日と祝いの席が別の日なら、早いほうに合わせます。

祝いの日から逆算した流れ
相談する祝いの日の3か月前までに、写真と日付を送る
方法を決める足す・替える・作り直す・ペンダントの見積もり
指輪を預ける形と総額が決まってから
受け取る祝いの日より前に受け取り、仕上がりを確かめる

ある宝飾店の案内では、記念日に間に合わせたいなら3〜6か月前に相談を始めるのが安全です。来店の回数と、期間の数え始めの違いはジュエリーリフォームの流れと期間にあります。

日が迫っているなら、枠の見本から選ぶ作り方にします。ある店では申し込みから最短2週間〜(通常3週間)です。それでも間に合わないなら、祝いの日はデザイン案と見積もりを渡し、本人と一緒に仕上げる形にします。

作り替えなくていいケース

今の形のまま着けたいなら、作り替えではなく、新品仕上げ(表面を磨いて光らせる作業)やサイズ直しを贈る方法もあります。サイズ直しの料金と号数ごとの決まり方は指輪のサイズ直しの料金にあります。

今日やること

  1. 1日付と持ち主を確かめる渡す日(誕生日か祝いの席か)を決め、指輪の持ち主に作り替えてよいかを聞く
  2. 2指輪を撮る明るい所で、正面・真横・内側の刻印を撮る。石があれば色が分かるように近くからも撮る
  3. 3写真を送って相談する「◯月◯日の還暦の祝いに、この指輪にルビーを足して(作り替えて)贈りたいです。間に合う作り方と、税込の総額を教えてください」と書いて、写真と一緒に送る

出典