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指輪の色を変えるメッキの料金|プラチナを金色に・シルバーを金に・白や黒に。作り直す場合との分かれ目

更新 2026年10月25日・出典の最終確認 2026年10月25日

金色・桃色・白・黒のメッキ見本(イメージ)

指輪やネックレスの色は、表面に別の金属の薄い膜をつける「メッキ」で変えられます。プラチナや銀の指輪を金色に、金の指輪を白や黒にもできます。

メッキで変えられる色

メッキで選べる色は、主に金・ピンク・白・黒です。金色にも、K24・K18など色味の違うメッキがあります。

変えたい色 かけるメッキ
金色 金メッキ(K24・K18など)
ピンク ピンクゴールドメッキ
白・銀色 ロジウムメッキ
黒・グレー ルテニウムなど

かけられる地金について、ある工房は地金が金・銀・プラチナであればメッキできると書いています。

メッキで変わるのは表面の色だけです。Pt900の指輪に金メッキをかけても、中身はプラチナのままで、内側の刻印もPt900のままです。日本ジュエリー協会の表示の決まりでも、メッキした品は貴金属の表示に続けてめっき記号(例 K18 RHP)とします。

メッキの料金

指輪を金色にするメッキの料金を、工房や修理店の公式ページで確かめました。税別で「〜から」の最低料金を出している3店は、次のとおりです。他の店の公開料金で、同じ金額でかけられるという意味ではありません。

公開例 指輪の金メッキ
公開例1 1,500円〜(税別)
公開例2 1,800円〜(税抜)
公開例3 3,500円〜(税別)

※ 新品か、磨いた後の指輪にかける最低料金。幅の広い指輪は上がります。

使っている指輪は、先に表面を磨いて傷を取ります。ある工房も、傷や汚れがついたままではメッキがきれいにかからないため、新品仕上げをしてから再メッキするとしています。公開例1の店の料金表で、使っている指輪を金色にする場合を足すと、次のようになります。

使っている指輪を金色にする内訳(公開例1の料金表)仮の数字
K18メッキ(幅2〜4mmの指輪)
1,500円〜(税別)
新品仕上げ(磨いて傷を取る)
2,000円〜
合計3,500円〜(税別)

※ 同じ店の料金表では、メッキだけを頼むと追加諸経費1,000円です。

磨きを含めた料金を最初から出す店もあります。公開例2の店は、使っている指輪を磨いてからメッキする料金を5,800円〜(税抜)としています。見積もりは「磨きの代金を含めた総額」で聞きます。

色で料金が変わる店と、変わらない店

ピンクや黒は、金色より高い店があります。公開例1の店は、ピンクゴールドが2,500円〜(税別)、ルテニウムが3,000円〜(税別)です。公開例3の店は、黒(ルテニウム)が4,500円〜(税別)です。一方で、公開例2の店は金・白・黒・ピンクを同じ料金で受けています。白いメッキの基本料に倍率をかける店もあり、ある工房の料金表では金色(K18)に変えると基本料の1.5倍です。

シルバーを金色にする

シルバーの指輪は、黒くいぶした部分に注意します。ある店は、いぶし加工(黒い部分)には原則メッキが定着しないと説明しています。いぶしを落として磨いてからメッキする料金は、同じ店で7,300円〜(税抜)です。重さで料金を決める店もあり、ある工房は金色にするメッキを4,500円+(重さg×100円)としています。

手元の石でどんな形にできるかは、石と枠の写真を送って工房に相談できます。

メッキはどのくらい持つか

メッキは、使ううちに擦れて、下の金属の色が出てきます。どのくらい持つかは使い方で変わり、ある店は大切に使えば数年は問題ないが、個人差がある、別の工房はどのくらい持つかは断言できない(使用環境・頻度・体質で変わる)としています。

指輪は手を使うたびに物に当たるので、元の色が出やすい品です。ある店は指輪は当たりやすいので、傷の部分からメッキが剥がれてきやすいと説明しています。別の宝飾店も、ホワイトゴールドの指輪は、手の平側など物とぶつかる・こすれる部分のメッキがはがれると書いています。色が出たら、磨いてからかけ直します。

持ちを良くしたいなら、厚くかける「厚メッキ」を聞いてみます。ある店では再メッキの厚さは通常0.05μ〜、厚メッキ0.5μ〜で、指輪の厚メッキは2,750円〜(税込)です。同じ店は、純度の高い金(K24・K22)のメッキは柔らかく、日常の使用の摩耗で剥がれやすいため厚メッキを勧めるとしています。

あとでサイズ直しをするとき

メッキした指輪のサイズを直すと、切ってつないだ所や磨いた所から、元の色が出ることがあります。ホワイトゴールドの指輪について、ある工房はホワイトゴールドはサイズ直し後にロジウムを再コーティングするとしています。金色にした指輪も同じで、サイズ直しの見積もりにはメッキのかけ直しの代金が入るかを聞きます。サイズ直しの料金の決まり方は指輪のサイズ直しの料金にあります。

メッキか、作り直すか

メッキにするか、その色の金属で作り直すかは、どのくらい着けるかと、何年その色で着けたいかで決めます。

メッキと作り直しの違い

メッキで色を変える

  • 擦れて元の色が出るので、かけ直しが要る
  • 中身と刻印は元の金属のまま
  • メッキを落とせば元の色に戻せる

その色の金属で作り直す

  • 新しい指輪を作る額に近くなる
  • 色は中まで同じで、擦れても変わらない
  • 元の指輪は下取りに出すか、手元に残す

メッキが向くのは、たまに着ける指輪やネックレス、ピアスです。色が自分に合うか試したいときにも向きます。メッキは後から落とせて、ある工房の料金表では剥離 3,000円(今かかっているメッキを剥がす)です。

作り直しが向くのは、毎日着ける結婚指輪を、この先も金色やピンクで着けたい場合です。プラチナと金は別の金属なので、プラチナの指輪を溶かして金の指輪にはできません。ある宝飾店は、プラチナの品をK18に作り替えるときは、元のプラチナの金具・チェーンを買い取って負担を軽くできると案内しています。

作り直す額は、新しい指輪を作る額に近くなります。手作りの結婚指輪の工房の料金表では、K18(イエロー/ピンク)2.0mm幅 1本 132,000円(税込)です。元の指輪の金属がいくらになるかは地金の価値の目安計算で、作り直す費用の決まり方は指輪リフォームの値段で確かめられます。

結婚指輪の色を夫婦でそろえる

夫婦の指輪の色をそろえたいなら、2本とも同じ店で、同時にメッキをかけます。1本だけメッキして、もう1本の本物のK18に合わせようとしても、同じ色になるとは限りません。ある工房は、K18イエローゴールドやK18ピンクゴールドのメッキは、手持ちの本物のイエローゴールド・ピンクゴールドと色味が微妙に違う場合があると注意書きをしています。

相手の指輪がK18のイエローゴールドで、自分の指輪がプラチナなら、選び方は2つです。2本とも同じ金色のメッキをかけるか、自分の指輪をK18で作り直すかです。メッキを選ぶなら、手の平側から元の色が出たときにかけ直すつもりで決めます。結婚指輪を作り直す費用や刻印の扱いは、結婚指輪のリフォームにあります。

一部だけ色を変える

溝の部分だけ金色にした指輪(イメージ)

指輪の一部だけを別の色にするなら、メッキをかけない所を保護する「マスキング」をしてからメッキします。マスキングは別の料金で、ある工房の料金表ではマスキング 1,000円(メッキがかからないように保護する)、別の工房も部分メッキ・マスキング・下地処理は別料金としています。

境目がはっきりした2色の指輪にしたいなら、2種類の金属を組み合わせた指輪(コンビ)を作る方法もあります。ただしコンビの指輪は、あとでサイズを直しにくくなります。素材ごとの直しやすさは指輪の素材の選び方で比べられます。

頼む前に確かめること

メッキは薬品を使うので、付いている石によっては断られます。ある工房はエメラルド・ペリドット・トルコ石・ラピス・オパール・真珠・珊瑚・琥珀などが付いた品は、直接メッキできないとしています。別の店の表では、ダイヤモンド・ルビー・サファイアはメッキ可(○)です。石を接着剤で留めた品について、ある店は接着で石を留めてある品はメッキできないとしています。

金属アレルギーがある人は、下地の金属も確かめます。ある工房は金やロジウムのメッキの下地に、ニッケルメッキを入れることがある(光沢が増す)と書いています。金属アレルギーがあるなら、「下地にニッケルを使わずにかけられますか」と最初に聞いてください。

チタンやタングステンの指輪は、メッキで色を変えられないことがあります。ある店は、メッキできない素材をタングステン・チタン・アルミ・特殊な合金・プラスチックとしています。

写真で分かること、現物で決まること

写真で分かるのは、かけられそうかと料金の見当までです。石の留め方と傷の深さは、現物を見て決まります。

写真で分かること・現物で決まること

写真で分かること

  • 内側の刻印(Pt900・K18・SV925など)
  • 石の数と、おおよその種類
  • 指輪の幅と、いぶしの有無

現物で決まること

  • 石が接着で留まっていないか
  • 傷の深さと、磨きの代金
  • 今かかっているメッキを落とす必要があるか

内側の刻印と変えたい色が決まったら、正面と刻印の写真で相談することができます。そのとき、毎日着けるか、たまに着けるかも書き添えます。

メッキを頼まなくていいケース

色を変えたいのではなく、元の色に戻したいだけなら、別の直し方です。

今日やること

  1. 1刻印と石を確かめる内側の刻印(Pt900・K18・SV925など)と、付いている石の種類を見る
  2. 2着け方を決める毎日着けるか、たまに着けるか。何年その色で着けたいか
  3. 3写真を撮って聞く「この指輪を金色(ピンク・白・黒)にしたいです。素材は◯◯で、石は◯◯が付いています。磨きを含めたメッキの総額と、同じ色で作り直す場合の目安を教えてください」と書き、正面・内側の刻印の写真を添える

出典